2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

When Marian Sang マリアン・アンダーソンの伝記……米国黒人史月間で娘が選んだノンフィクション絵本

2月は黒人史月間でもあるので、科学ノンフィクションに加え、読書は歴史関連本も多くなる。そんな中で娘がフリーブック・イベントで選んだ絵本がこちら『When Marian Sang : the True Recital of Marian Anderson the Voice of a Century: The True Recital …

Fancy Nancy: Bonjour, Butterfly 春に女の子の絵本

ファンシー・ナンシーシリーズ3冊目は、『Fancy Nancy: Bonjour, Butterfly』。表紙のナンシーを目にするだけで、コスチューム大好きの女の子たちが目を輝かせるであろう絵本です。春待ち遠しい頃、蝶々を題材にした点も、小さな乙女心を掴みますね。プロモ…

「小さな絵本手帖」にさようなら

「はてなマップ、はてなリングのサービス終了予定について - はてなリング日記 - 機能変更、お知らせなど」を読み、桜の季節にいい日旅立ちという気持ちです。ただ、http://kidsbooks.ring.hatena.ne.jp/の掲示板はどこかにインポートしたいですね、思い出の…

Families 世界の国からコンニチハ――子どものいる家族風景を紹介する絵本

主人のクラスで見つけてしまった、すてきな写真絵本『Families: Around the World, One Kid at a Time』。一国を代表してある家族が紹介されるのだけど、文化風土とはこうも違うのかとため息がもれた。お隣同士の国でもさり気なく異なるし、興味深い。日本か…

Young Pele: Soccer's First Star ペレの少年時代を描く絵本

サッカー以外に何も考えられなかった貧しい子ども時代。1958年、史上最年少の17歳でワールドカップを制した世界のペレが、どんな少年期を過ごしたのか。『Young Pele: Soccer's First Star』は、その活躍ぶりを一大会の様子を通して活写する。 息子には少々…

にじのはなをさかせよう

息子からお誕生日に「チーズケーキが食べたい」というリクエスト。飾りつけのテーマは虹に決めていました。14歳で七色レインボーカラーの2倍。七福にも通じます――勝手な決めつけ――。たくさん心の栄養になる経験を積んで欲しいという願いを込めて。 描いてい…

花の絵本、虹の絵本

ピーターとおおかみ……再び

一昨日に記した「小さなお友だち」は、昨年ここに引っ越してきた元医師Nさんの曾姪にあたり、Nおばあちゃんは機会を見てはうちの娘も誘っていろいろ遊んでくださいます。本日はプロコフィエフ作「ピーターとおおかみ」の演奏会に連れて行ってくださいました…

息子のお誕生プレゼントはジャズCD3枚

CD

アマゾンカートに入っていたCD3枚をそのまま購入しました。ジョン・コルトレーン、クリフォード・ブラウンらのCDです。あーあ、もう本は贈れないないのかな……一抹の淋しさ。 彼は本日、中学のジャズバンド一員として隣州で開催されるジャズ・フェスティバル…

Dog and Bear: Two's Company くまちゃん&いぬくんシリーズ待望の2冊目

『Dog and Bear』*1の第2弾『Dog and Bear: Two's Company』が出るようです。また、ほのぼのとお茶目な世界を展開するのでしょう。春にぴったりの2冊目となりそう。 娘は昨夏から4歳になる女の子と週1回、ご近所のお家で遊ばせてもらっているのですが、最近…

Tough, Toothy Baby Sharks サメの赤ちゃん、こんにちは!

今月は娘のクラスも主人のクラスもノンフィクション絵本月間。『Tough, Toothy Baby Sharks』は、サメの赤ちゃんの生態を紹介するノンフィクション絵本です。サメと一緒に泳いだ経験もあるという作者が執筆しただけに、あまり見かけないような珍しい写真がい…

そのウサギはエミリー・ブラウンのっ!

少し前になりますが、『That Rabbit Belongs To Emily Brown』*1の邦訳情報『そのウサギはエミリー・ブラウンのっ! (児童図書館・絵本の部屋)』を見かけたのでご紹介。うちは娘とわたしが卯年なこともあり、どうも「ウサギ」関係に弱かったりします。このと…

うさぎの絵本

Wolves おおかみのノンフィクション写真絵本

2月のブックレポートは、野生動物のノンフィクション絵本。ということで、娘は家にあったペーパーバックの写真絵本『Wolves』を選びました。鋭い眼光の迫力ある表紙を目にするだけでも、ゾクゾク、ワクワク。どんなレポートをしてくれるのでしょう。狼はおと…

Gallop! ページをめくると動物が動き始める不思議な絵本

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娘と書店に足を運んだ際、目が釘付けになってしまった絵本が『Gallop! (Scanimation)』。なにやら特許出願中の新テクノロジー「スキャ二メーション(Scanimation)」使用の絵本とかで、ページをめくると動物が動き始めるのです。昨年11月の発刊以来14版を重ね…

ロンドンばしがおちまする

以前復刊希望で投票していた『ロンドン橋がおちまする! (1978年)』の復刊が決定。ロンドン橋の歌がどんな風に歌えるのでしょう。タイトルからしてそそられます。4月出版予定だそうで、アマゾンにはブッキングからの新刊がまだ出ていません。これも書影がない…

5ひきのねこのゆめ 全5冊

『5ひきのねこのゆめ(5冊セット)』復刊。「ほっきょくぐま ねこ」「かに ねこ」「くも ねこ」「おうむねこ」「ぞう ねこ」の5冊です。どんな猫ちゃんに出会えるか、ニコラ・べーリーの描く猫ワールドに注目です。原書でも書影がないのですね、残念。 amazon…

Jazz on a Saturday Night ジャズのドリーム・チーム

「今日、楽しかった」――。息子帰宅後の第一声が弾んでいたので、楽しいバレンタインが過ごせたのだとこちらも嬉しくなった。昨夜、たまたま出かけたお店で偶然見つけてしまった厚さ3.5センチ、縦横約25センチ×30センチの巨大ハート型チョコレートを一体どう…

Library Mouse としょかんねずみサム

『Library Mouse #1』は、図書館司書や小学校の先生が泣いて喜びそうな絵本です。図書館に住む小さなねずみサムが主人公。 サムは本が大好き。静まりかえった夜の図書館で、絵本や読み物、伝記、詩、お料理本、スポーツの本、おとぎ話、会談、ミステリー……本…

Angels Watching Over Me ゴスペルをクレヴェンのイラストで飾った絵本

『Angels Watching Over Me』は、南部ゴスペルの歌詞を絵本化した作品です。クレヴェンの水彩コラージュにたくさんのかわいらしい天使が登場し、思わず手に取りました。ところどころさらりと流したようなページもあるのですが、昔らしさを想起させる装飾の画…

Follow the Line through the House おうちのまわりを線でたどれば……

一筆書きの魅力が詰まった絵本『Follow the Line』(邦訳『せんをたどって (講談社の翻訳絵本)』)*1の第二弾『Follow the Line through the House』が出ていました。今度は家の周辺を一筆書きでたどりながら、数を数えたり、探し物の質問に答えたりします。…

パシフィック・ノースウェスト・バレエ団によるNutcracker絵本

親しい友人に『The Pacific Northwest Ballet Presents: Nutcracker』を教えてもらいました。センダックが舞台・衣装を担当した当地バレエ団のくるみ割り人形がそのまま堪能できます。地元出版社から2005年に出版されていたのですね。わたしが息子といっしょ…

Lulu Atlantis and the Quest for True Blue Love 娘へのプレゼント

『Pippi Longstocking』(米国版)はアマゾンで注文。(英国版の表紙、色合いがかわいい!)――。バレンタインのプレゼントはこれでよし……と思っていたら、そうは問屋が卸さない。書店でジャケットに一目ぼれしてしまい、娘も気に入ったようなので『Lulu Atla…

Pippi Longstocking 長くつしたのピッピ

バレンタインが近づき、娘へのプレゼントに『Pippi Longstocking]』(邦訳『長くつ下のピッピ』)を考えています。先日書店で手にして、チャイルドのイラストに参ってしまいました。邦訳購入も昨年、考えましたが、娘が1人で読むとなるとやはり英語版。訳が…

Happy Chinese Lunar New Year! 恭喜發財!

春節初日。娘は「恭賀新年 Happy Lunar New Year!」のメッセージをつけたねずみの飾り鉛筆を30匹、クラスメイトにプレゼント。おめでたいことに、ペニーが初めての卵を本日産みました! ミントグリーンのような薄緑色の卵です。 主人のクラスでは、ねずみの…

The Arrival 異国の地へ

『The Arrival』は、文字なし絵本。セピア色の鉛筆画が、異国の地で生活を切り開いた人々のドラマを淡々と描き出す。見返しには、実際にオーストラリアに移民したさまざまな人々の顔が並ぶ。アジア系、ヨーロッパ系、アラブ系、アフリカ系……過去に背を向け希…

Vulture View ハゲタカの生き方

『Vulture View』は、死肉を常食するハゲタカの生き方を分かりやすく説明するノンフィクション絵本です。大空に舞うハゲタカに、何を探しているのかと尋ね、お目当ては腐食し始めた鹿の肉と突き止めます。小さな読者向けに、自然界の常識を分かりやすく、詩…

The Wall: Growing Up Behind the Iron Curtain かべ

『The Wall: Growing Up Behind the Iron Curtain (Caldecott Honor Book)』は共産主義国チェコスロバキアから西側に亡命した画家ピーター・シスの半生を描く自伝絵本である。夏に読んでおきながら、ついにここまでレビューを書かずにいた理由は、忙しいこと…

泣いた赤おに

お気に入りの鬼の絵本といえば『泣いた赤おに (日本の童話名作選)』。(でも、自分の読んだ絵本は、この表紙ではなかったような……)。子どもの頃、鬼といえば怖い存在だった先入観に対して、心優しい鬼のイメージが生まれた特別な絵本でした。 というわけで…

Pink Princess Cookbook お誕生日の贈り物

お誕生プレゼントにいつも選ぶ楽しいカードブックがある。前回のお誕生会は犬好きのお友だちだったので、『Dogs: 47 Favorite Breeds, Appearance, History, Personality & Lore (Fandex Family Field Guides)』を贈り喜ばれた。今回は趣向が変わりハナ・モ…