徒然

蔵書管理、カタログ作り

増え続ける絵本をどうやって管理しようか、というのがここ数年、頭痛の種でした。絵本ナビのレビュー、ブクログの短いレビュー、絵本手帖のレビュー……レビューの数々もこんな風に散在してしまうと、さらに重い気持ちになってきます。 幸い"LibraryThing | Ca…

自分の中の子ども性

絵本を開くときは、「完璧に子どもになっている」か「子どもの視点で絵本を見ている」のいずれか。での最近気づいたのだけれど、心がうきうき楽しいのは案外、後者の「子ども」と「大人」の両方が把握できている状態かもしれない。より広く深い気持ちで子ど…

LibraryThing 「図書館とかそういうもの」という命名どおりの快適なシステム

蔵書の管理に頭を抱えていた中、すばらしく快適なシステムに出会いました。その名も"LibraryThing。5つのアマゾンと議会図書館、その他80以上の国際図書館と提携しているので、英米に流通している書籍ならほぼ完璧に分類OK。もちろん、レビューやブックマー…

絵本レビューを振り返る

重い腰を持ち上げて気まぐれ絵本棚の整理をしながら、昔書いた記録もどきを読み返す機会がありました。何だか赤面。情報を無理やり詰め込もうとして傲慢になっている自分がそのまま投影されていて、角ばっていて、不自然で。絵本棚でリンクするにあたり、あ…

「感情労働」時代の過酷……雑感

id:p_shirokumaさんの記事『感情をこき使って摩耗する現代人(感情炭坑労働・情報公害、とでも喩えたくなるような) - シロクマの屑籠』経由で、『http://www.asahi.com/job/special/TKY200706050068.html』を読んで。以下の記述に、トンネルを抜ける糸口が少…

「仕方ない」を知っている子育て

子育ての責任が母親へのしわ寄せになる記事「談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの - アンカテ」を読んでの雑感。自分のまわりでは起きていない現象だと思いながら読んだ。というのは、ここは「子どもは父さん、母さん、家族みんなで育てる…

主人と家内

husband=財産管理人、wife=ベールで隠されたもの。言葉はすでに形骸化され、記号になっています。主人、家内も同じでは。要は、どんな家庭生活を送っているかでしょう。 そのままでいいと思うのです。絵本の中の夫婦のように。

絵本と子ども・音楽・動物の関係

新婚当時*1、相手を選んだ理由を聞かれ「子どもと音楽と動物の好きな男性だから」と何気なく答えた記憶がある。尋ねた年配の奥さんは「まあ!」といたく感心していた。今、自分の挙げた理由を振り返り、これって人生を幸福色に染める核ばかりじゃない!と自…

移民の子どもたちと読書

昨日、記したつづき。移民の子どもたちについて。うちの小学校、移民の割合はどのくらいなんだろう。白系の子どもたちは1-2割。アフリカ系米国人も2割ぐらい。あとはみんな移民で、南米、アフリカ、アジアという順で多い。 確立した宗教観・価値観を文化背景…

子どもの本は、子どもを救えない

児童文学には多感な子どもたちを支援し、成長を見届ける使命がある。ということなのだけど、これだけ読書のさかんな米国にあって(というか、都市問題を抱く社会ではどこでもそうなのだろうが)、その命題がまったく機能しない部分が存在する。これは子ども…

これ、欲しいのです!

「フューチャリスト宣言」サイン本欲しい! でも発送は国内のみ。まあ、当選したときに考えればいいことですね。フューチャリスト宣言 (ちくま新書)作者: 梅田望夫,茂木健一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/05/08メディア: 新書購入: 15人 クリック…

絵本の中の家族像

あちらこちらでフェミニズムの言葉を目にしたので、自分なりの思いをつづる。子どものいる風景とフェミニズムの風は相反するという印象があった。それは今でもそう。母親がいて、父親がいて、子どもが育つ風景。絵本の中ではごく当たり前の家族像なのだが、…

アート教育夏季ワークショップ

絵本好き、絵好きが高じて、アート教育のプログラムが受講できないかなと探していた。美術館主催で、地元教育大の単位も取れるクラスがあったのだけれども、嗚呼、予定が合わない。でも、このVisual Understanding in Education (VUE) というアプローチ、こ…

ヴァージニア工科大乱射事件

その男の子は8歳。言葉も生活もまったく違う、知らない国にやってきた。小さな頃から引っ込み思案だったこともあり、新しい環境にはなかなか溶け込めずにいた。学校でも、近所でも、きっとそう。異質な世界を享受できず、自分が異質になり、中学、高校であ…

雑誌とのお付き合い

現代日本語に触れるため雑誌購読も大切かと思い立ち、一年購読した生活雑誌の更新時期が来た。更新すべきか、やめるべきか。気持ちが進まないということは、お金を払う価値があるか否か、疑問に感じている証拠である。 アンケートなどでよく「よく読む雑誌は…

一冊の絵本から

絵本ナビに投稿していたころ、感想は子どもたちとのやりとりを紹介するというものだった。投稿規定に求められる姿勢としてそういう形が望ましいと書いてあったし、日々の記録という意味でも納得のスタイルだった。 絵本手帖を開設したころも、記録として続け…

息子の一台目

息子もコンピュータを探している。以前からずっと「ママの二台目ラップトップはマックにするからね」と話していたのだけれど、いざ仕事で使うとなると慣れたPCを選ばずにはいられなかった。ThinkPadの選択は正しかったと思うな。最新テクノロジー装備ではな…

あちら側

旧HPからデータを移さず、ThinkPadはまっさなら状態でやってきた。大事なデータはウェブのあちら側に記録しているので、こちら側に重要なものはほとんどなし。メモリーチップぐらい持っていてもいいかな、と思ったけれど、面倒くさがりの自分にはやっぱり所…

ラップトップ

火曜日あたりから、あせり始める。PCに触れない生活もせいぜい3日が限度。学校のコンピュータでメールチェックをさせてもらうと、ががん! 24日から26日にかけての受信メールがすっぽり抜けていた。あのサーバ不具合はISP側が原因だったのか。PCのほうは突…

バイオリン

月曜日は、大切な日だった。息子が、バイオリンの購入を終えた日。この日は、弦をブラジル製の新しいものにするか、ドイツ製の古いものにするかを決めるため、仲介者をはさんで音を確かめた。 大学で音楽を専攻するか否かは別として、これから高校卒業までお…

衝撃の週末

週明けにマシンは戻るだろうと楽観していたのが、この週末。し・か・し、そんなことを忘れさせてくれる大事件が起きる。やってきたばかりのタビー猫デュークが、われわれのベッドの上でうんち模様を華々しく描いてしまった。しかも、下痢をしていたようで柔…

土曜日

OE6のメール受信が不可能になり原因究明のためISPテックの方とチャットでやりとりをしていたら、PCがぷっつり切れてしまった。指示に従いウィルス防止ソフトを削除した後だったのでインターネットに接続できず、翌日、泣く泣くマシンをショップへ。なぜ仕事…

人間関係

人間関係は基本的に家族だけでいいと思っている自分って、変わっているのだろうか。しいて次に挙げるとしたら、教会や近所の人々、音楽やスポーツなど子どもの活動にかかわってくる人々。仕事上の人々は社交辞令だけ。さらり。最少限の人々との深いつながり…

絵本好きのお気に入りサイト

非常にプラクティカルな人間だと思いました。一番のお気に入りは、アマゾンです。日本、米国、英国、カナダを問わず、直感的にぴたりときた絵本をあっちこっちで探してみるのが好きです。もちろん旋律の走った絵本はすでにショッピング・カートの中……。シア…

リーチプロジェクト展示会

七年生五百名が一同に家族の歴史や自国文化のリサーチ発表・展示をする、リーチプロジェクトの催しが中学校であった。いやあ、すごい! 体育館とカフェテリアを全部埋め尽くした展示のすばらしいこと! 多くは家族の移民史だったけれど、家族に有名人がいれ…

「お気に入り絵本」って、わたしにとってどんな絵本?

絵本はとてもプライベートな存在です。季節や目的に合わせて読む絵本があったり、それとはまったく異なるところでわたしに合わせて呼吸してくれる絵本があったりします。では、わたしにとってのお気に入り絵本とはどんな絵本なのでしょう。しばし、考えてみ…

ハンバーグ曜日

素食で通しているからか、ハンバーグの日になると子どもたちの喜び方が違う。サーモンも好きだけれど、お肉になると家の中の雰囲気まで変わるというか。とりあえずハンバーグは、サーモン、散らし寿司と並び、うちのトップ3の座を駆け巡る。

凡人の型文化

直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan 「人の粗探し」は、きっと型文化の特徴なんだと思う。形から入る文化の悪しき部分。お手本を「目指す」行…

教会

昨日礼拝に出席して、自分の居場所はここなんだと素直に思えた。ここにはいろいろな階級層の人がいるのだけど、聖堂でオルガン聴いているうちに何だか納得できた。この日は、放蕩息子の説教。「罪を知る人こそ救われる」事実に救われる。 自分に合うコミュニ…

もう一匹

本日、もう一匹お相撲さんのような猫がうちにやってきた。太っていて首がない、超重量級、三歳オスのタビー。か・か・かわいい。というか、漫画のようで笑ってしまう。 飼い主のおじいさんが火事で亡くなり、いっしょに住んでいた十匹の猫たちは一瞬にして家…