birthdays
「これ、ひみつにしておいて、ってことだよ」と娘にタイトル"Don't Spill the Beans!"の意味を教えてもらった。何を秘密にしておくのかな? もじもじ、ひそひそ、けんめいに「何か」を知らせまいと動物たちが作り顔。みんな真剣ね。そして最後に、ジャジャー…
『Wolf's Coming! (Carolrhoda Picture Books)』は、小さな子ども向けの怖くて楽しい絵本です。ぎらりと鋭い目を光らせた悪役オオカミに、森の動物たちは震え上がります。でも韻を踏んだ言葉のリズムが楽しいので、読者である子どもはエンタテイメントを味わ…
春節のことを思うと、『Dragon Dancing』も季節はずれの絵本。メイ・リンのお誕生日に、子どもたちがドラゴン作りをします。カラフルなリボン、ひも、紙を使って飾りつけする光景は、思わずわたしも手を伸ばしたくなったほど。ドラゴンって、鮮やかな色の重…
『The Wicked Big Toddlah』は、赤ちゃんの無邪気さがたっぷり詰まった絵本です。1歳のお誕生日を迎えるまでの成長ぶりを、巨大な赤ちゃんトディの姿を通して描きます。 このジャイアント・ベイビーは、もちろん誇張描写。でも小さな存在がこれだけ大きくな…
再び英国の絵本。『Dog Blue』(邦訳『あお』)*1や『Down the Back of the Chair』(邦訳『みーんないすのすきまから』)*2など前作でファンになったので、『Penguin』(邦訳『ペンギンさん』)にも注目。 ベンがもらったペンギンくん。「こんにちは」と話…
お誕生日は特別な日。毎年子どものバースデーを迎えるたび、子どもたちがこの世に「やってきた」瞬間の喜びを思い出す。『Every Year on Your Birthday』は、中国から赤ちゃんを迎えた作者の体験とわが子に寄せる想いを歌った珠玉の絵本である。人種の異なる…
ついに娘8歳のお誕生日を迎え、ずっとクロゼットの中にしまっておいた『The Jolly Postman』を贈りました。20周年記念レターセット付きの特別版です。今後、この絵本がお部屋で過ごすささやかなひとときをあたたかく見守ってくれますように。ほかにはマドレ…
『The Birthday Box』で描かれる赤ちゃんの姿は、親であればきっと日常のどこかで体験していることではないか。うちの場合、まさにこのスーパー赤ちゃんは息子と二重写しなので、昔を懐かしみ、子どもの無邪気さをたたえながら絵本を楽しんだ。 お誕生日(こ…
あっという間にお気に入りになったハウンズリーとキャティーナシリーズ*1二冊目『Houndsley and Catina and the Birthday Surprise: Candlewick Sparks』も、三話完結のストーリー。繊細な表現力と設定の巧みさは、ベテラン作家(『なぞのうさぎバニキュラ (…
秋晴れのある日、パパ、ママとミリーは、オスカー六か月の誕生日をお祝いしようとピクニックに出かける。都会の一アパートに暮らす一家は工場地、鉄橋の下を進み、丘にある市立公園を目指した。紅葉の美しい森を抜けると、一面に草地が広がる。赤ちゃんのオ…
待ち焦がれていた『Toys Go Out: Being the Adventures of a Knowledgeable Stingray, a Toughy Little Buffalo, and Someone Called Plastic』とご対面。ページ数を確認していなかったから気づかずにいたのだけれど、絵本ではなく全六章からなる七歳から十…
『Corduroy』(邦訳『くまのコールテンくん (フリーマンの絵本)』)のイメージをもとに制作された『Corduroy Lost and Found』がお目見えした。ほんのり月明かりの表紙が、初秋に似合いそう。 大好きなリサのお誕生日がやってくる。何かプレゼントしたいコー…
オールズバーグの最新作『Probuditi!』を読む。 誕生日のプレゼントに魔術ショーのチケットをもらったカルビンは、相棒のロドニーと大魔術師ロマックスによるマジックショー昼の部を見に行く。二人の目を釘付けにしたのは、観客の婦人を「にわとり」にしてし…
息子の誕生日に読もうと思っていたのにタイミングを逃してしまった『Benjamin's 365 Birthdays』(邦訳『1ねんに 365のたんじょう日プレゼントをもらったベンジャミンのおはなし (世界の絵本)』)を読む。 9歳のお誕生パーティを開いた犬のベンジャミンはそ…
桃の節句に『The China Doll』を読んだ。日本の文化継承を怠っている自分が忍びなく、ひとりで。 サラは陶製のお人形。持ち主ジェシカの5歳のお誕生日にティーセットをプレゼントしようと思い立ち、みんなが寝静まったころ、こっそりベッドから抜け出した。…
可憐さと気品に包まれたお誕生日絵本が『アリスの不思議なお店』。……絵本というより写真コラージュ&詩画集というべきかも知れない。作者が娘のために作ったものということだが、ヨーロッパの洒脱と時間の不思議が透明感を伴なって描かれる。 不思議なものを…
お誕生日当日は、『ゆかいなゆうびんやさん―おとぎかいどう自転車にのって』*1、*2。これは、カウントダウンを思いついたときから決めていた。手紙を開く瞬間のときめきを、一冊の絵本に凝縮するとこんな形になる。受け取り人は知っている人たちばかりという…
10日目は、『おかあさんだいすき (岩波の子どもの本 (5))』*1。この1冊には、2つのお話*2が収録されている。表題作では、主人公の男の子ダニーのお母さんがお誕生日を迎える。大好きなお母さんのために何か贈り物をしたいけれど何にすればいいのかわからな…
9日目は、『おたんじょうびのエルンスト』。うちにあるのは別の出版社から出ていた『エルンスト』。新しい方にはタイトルに「おたんじょうび」が入ってよかった。実は原書には入っていないのだけど。絵本自体、ストーリー展開を追うというよりは、主人公が…
8日目は、『フランシスとたんじょうび』。フランシス・シリーズは、大人やフランシスの年齢より上の子どもが読んで、さらに楽しめる絵本――。読むたびにそんな思いは強くなる。客観的に子どもの心理に共感できれば、味わいの倍増する作品が揃っているのだ。 …
7日目は、『ぼく、お月さまとはなしたよ (児童図書館・絵本の部屋)』。息子が小さかった頃、図書館に行けば必ず手にしていた作品だ。英語では他にもシリーズでたくさん出ているけれど何てったって最初のこのお話が1番! 小さな子どもにとって「月」は不思…
6日目は、『たんじょうび (世界傑作絵本シリーズ)』。地味な色合いの表紙が、年季の入ったお誕生日絵本の趣を漂わせる。時代を越えて愛される理由は、ユーモアと気品と澄んだ心が絵本の中できれいに調和しているから。大切な人を思う気持ちをぎゅっと詰め込…
5日目は、『ちびゴリラのちびちび (ほるぷ出版の大きな絵本)』*1。これは、その昔購読していたこちらの子育て雑誌を通して出会えた絵本。確か創刊20周年記念とかで取り上げられていたような気がする。つまり、96年のこと?かな。 子どもってこうやって周り…
4日目は、『よかったねネッドくん』。主人公の男の子が息子ぐらいなので彼のためにと購入したものだったけれど、娘も大好きになった一冊。英文併記で、これはうちにはすごくよかった。わたしが日本語、息子が英語といった読み方ができ、いろいろ膨らませな…
3日目の絵本は『どんぐりもりのおはなし〈1〉くまくんのてがみ (児童図書館・絵本の部屋・しかけ絵本の本棚)』。どんぐりもりのおはなしシリーズは全4冊で、娘3歳のクリスマスに贈ったもの。サイズが13センチ×15センチで仕掛けボード絵本とくれば、小さな…
2日目に選んだ絵本は『ブルンミのたんじょうび』。こういう東欧(ハンガリー)の絵本は日本経由でないと出会えないので、初めて手にしたときは平べったい色の明るさと東欧らしい登場人物たちのかわいらしさに(わたしが)舞い上がっていた。特に女の子アン…
7月は娘の大好きな月。理由は単純、今月11日が彼女の誕生日なのだ。6月30日の夜、お手製カレンダーを7月に変え、にこにこしながらベッドに潜る。1日の朝起きてきたときの第一声が「イエ〜イ! July Flag! July Flag!」で、居間をぐるぐる飛び回ってい…
昨日は庭でチキン・バーベキュー。子どもたちは近所の友だちを1人を招待して、3人でぎやかに夕食を終える。ポテトも、おいしかったね。さて、お楽しみはこの後。炭に余熱があるうちに焼きマシュマロを作ろうという計画で、さっそく小枝を拾いジャンボ・マ…
『世界でいちばんやかましい音』は、最初お話として出会った。世界で一番やかましい都ガヤガヤに住むギャオギャオ王子は、世界で一番やかましいことが好き。お誕生日のプレゼントには、世界で一番やかましい音が欲しいとリクエストをする……。 喧騒と静寂が対…