easter

2011年イースター絵本のリストを作りました

今年の復活祭は4月24日。数は少ないのですが、リストをあげてみました。虫干し的な意味もあり、埋もれていた絵本を引っ張り出してきました。 小見出し、あるいは◆をクリックすると、レビューに飛びます。good egg かわいいたまごの絵本 - 絵本手帖たまご…

Snow Rabbit, Spring Rabbit 卯年の立春に読む絵本

"Snow Rabbit, Spring Rabbit: A Book of Changing Seasons"は、卯年の立春に読むのが最高〜と思っていたのに、ずっと忘れていた。冬から春へのうつりかわりを独特の手法で表現した絵は、ふくろうさんのおやすみ絵本と同様に繊細でうつくしい。 →A book of S…

Duck! Rabbit! イースターに遊んでみたい絵本

ひとつの絵が、あひるに見えたり、うさぎに見えたり。さあ、あなたはどうやって相手を説得するだろう。左手にいる人があひる派、右手にいる人がうさぎ派。ふたりはさかんに意見を主張し合う。両者がっぷり四つで後ろに引かないところは、人生のおりふしで目…

My Garden わたしのお庭は、不思議なお庭

娘といっしょにケビン・ケンキーズの新作絵本"My Garden"を読んだ。やわらかな陽射しが気持ちよかった今日にぴったり。 お母さんの庭作りを手伝いながら、女の子は空想に耽る。もし、わたしの庭があったら……そこでは、花は枯れることなく咲き乱れ、願えばそ…

Bunny Days ふわふわウサギたちのお話が3つ、でも……

"Bunny Days"は、表紙を目にした瞬間にイースター用と思いました。デビュー作だった文字なし絵本"Wonder Bear"(『魔法のしろくま』)の、あのクマさんも見えます。はっきりとした色合いと大判の迫力で構成した前作とは異なり、こちらはオレンジ、黄緑、青の…

Milo Armadillo うさぎなのだけれどアルマジロ

お誕生プレゼントにピンク色でふわふわのウサギをリクエストしたタルーラ。既製品では見つからなかったので、おばあちゃんが手編みで作ってくれることになりました。ところが毛糸が足りなくなってしまい、おばあちゃんは四苦八苦。なにしろ時間がありません…

good egg かわいいたまごの絵本

クリスマスなのにイースター向きの絵本について書くのは気が引けてしまうけれど、それほど興味深い絵本というのも確かです。パステルカラーが誘う小さな子ども向けのしかけ絵本"Good Egg"は、大人が見ても「ほほう〜」と感心してしまうでき上がりなのです。…

おばけのラーバン

偶然なのか、どうなのか。 娘がイースター・ヴィジル(祝日前夜の祈り)の読みの練習をしている箇所はたまたま、旧約聖書からの「乾いた骨の谷」という部分。骨、皮、肉、腱など、結構おどろおどろしい描写がでてきて、ここを指定されたことに驚いていた。 …

イースターの絵本――今度の日曜日が復活祭

ついこの前クリスマスをお祝いしたと思ったら、すでにイースター。今年は遅めなのに、それでも年々、二大祝祭の間が狭まっているように感じてしまいます。 明日は、洗足木曜日。復活への過程は毎年、胸を締め付けられます。晩祷で娘のクワイアが歌うのですが…

うさぎの だいじな みつけもの

柔らかな春の日差しに包まれて、うさぎはふと友だちが欲しくなりました。「イースターには うさぎがいっぱい」と言うふくろうの言葉を聞き――「イースターってなんだろう、いったいどこにあるんだろう」と、ひとり、探しに出かけます。 森の描写は、春そのも…

イースターの絵本リスト

持っている絵本からのリストです。小見出しをクリックすると、レビューに飛びます。四季の絵本手帖『チキン・サンデー』 - 絵本手帖 『チキン・サンデー』……一番のおすすめは、こちら。イースターの卵作りを背景に、出会い、勇気、思いやり、愛を描く、どち…

イースターってなあに

イースターをわかりやすく子どもに語る絵本は、なかなかありません。聖話ではない物語絵本を探そうとするとイースターバニーや春の到来をお祝いする絵本ばかりで、イエスさまの復活が抜けてしまい、満足のいくものが少ないなあと感じていました。でも、それ…

The Easter Egg Artists エイドリアン・アダムスのイースター絵本

今からすでに「イースター、イースター!」と浮かれている娘と『The Easter Egg Artists (Aladdin Books)』を読みました。今年のイースター・サンデーは四月八日なので、あと一か月イースター絵本を楽しむことになります。 ウサギのアボット一家*1は、アーテ…

カーニバルのおくりもの

『カーニバルのおくりもの (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)』(原書『Harlequin and the Gift of Many Colors』)は大斎節(レント)前に読んでおくべき絵本でした。とはいえ、レント期間中に開いても、十分に春を待つ雰囲気が伝わってきます。絵本に…

MAX Counts His Chickens マックスのイースター絵本

イースターバニーの隠したピンクのマシュマロひよこを、ルビーとマックスが探していきます。お姉ちゃんのルビーは上手に探せるのに、弟のマックスはコーヒー缶やシリアルボックスをひっくり返したり、ジュースをこぼしたりで大騒ぎ。そうするうちに、ページ…

ふわふわしっぽと小さな金のくつ

イースターに読んだ絵本は『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』(原書『The Country Bunny and the Little Gold Shoes (Sandpiper Books)』)。1939年初版とあり、米国のイースター定番絵本。イースター・バニーの存在は、この絵本から広まったのかなとも思う…

きんのたまごのほん

今年の復活日は4月半ば。今週から大斎節(レント)が始まったというタイミングだったけれど、「イースターの本がいい」とリクエストが出たので『きんのたまごのほん』を読む。娘はすでに原書『The Golden Egg Book (Big Little Golden Book)』で読み、内容…