eggs

The Odd Egg かわった たまご 

「たまご」は、魅力的*1。その自然形と発見にいつも魅せられていたわけだけれど、『The Odd Egg』では、たくさんの鳥たちといっしょにコロコロ転がり出しそうな嬉しい気持ちを共有させてもらった。小さなたまごから、大きなたまごまで。主人公はまさに、たま…

The Cow That Laid an Egg たまごをうんだウシ え? ほんと?

復活祭を来週に控え、娘が楽しんだ絵本がこれ『The Cow That Laid An Egg』。イースターとはまったく関係のないストーリーなのだけれど、ショッキング・ピンクに浮かび上がる牛模様の卵がお気に入りになったようだ。 とりえがないとしょんぼりしていた牛さん…

Dimity Dumpty: The Story of Humpty's Little Sister ハンプティ・ダンプティの妹、ディミティ・ダンプティのお話

英国の童謡、マザーグースには、子どもたちが小さな頃からお世話になってきました。中でもハンプティ・ダンプティの歌はお気に入りです。卵の形と運命からわたしなりの「たまごキャラクター」が出来上がっていて、「たまご」が主人公になる絵本にはいつにも…

Duck & Goose

なんだか最近、たまごづいている。『Duck & Goose』は、赤、オレンジ、黄色の水玉のついた「まるいもの」を見つけたダックとグースのお話。2羽はこのすてきな丸いものを「たまご」だと思い込み、自分が先に見つけたから自分のもの、と主張する。そのやりと…

Hunwick's Egg

『The Room Of Wonders』*1を読んだとき、同様のテーマを扱った絵本としておすすめになっていたのが『Hunwick's Egg』である。こちらも、うなりながら読む。とても、よかった。子どもの本の語り部メム・フォックスの文章が堪能できる上、パメラ・ロフツの鮮…

egg drop 空を飛んでみたかったたまごのお話

たまごは空に憧れていた。ふと見上げると目に入る鳥、風船、飛行機、羽虫、ヘリコプターやこうもり、雲……。うらやましくてしかたがない。ひよこたちに囲まれて、めんどり母さんが打ち明ける。「たまごは まだ子どもでね。よく わかっていなかったのよ。おし…

静かなたまごたち

ため息がでるほど繊細で華麗でカラフル――。『An Egg Is Quiet』(邦訳『たまごのはなし―かしこくておしゃれでふしぎな、ちいさないのち』)は、鳥、爬虫類、両生類、昆虫、魚のたまごを美しい水彩画で紹介する、科学とアートがドッキングしたノンフィクショ…