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Jeremy Draws a Monster この「かいじゅうさん」は

外に一歩も出たことがないジェレミー。家の中でお絵かきをして怪物を描いたのはいいのだけれど、絵から出てきたこいつがなかなかの曲者だった。わがまま言いたい放題で、礼儀もまったくわきまえない。「サンドイッチかいて。はらへったから!」「トースター…

Goodnight Goon: A Petrifying Parody おやすみなさいのおばけ版

『Goodnight Goon: a Petrifying Parody』のレビューは、ハロウィン前に書いておくべきだった。まろやかな月光の下、静まりかえるはずお部屋に、おどろおどろしくも憎めないお化けや怪物たちがひしめき合う。まさにハロウィンにぴったりの愉快な設定だ。しか…

When a Monster is Born ゆかいなモンスターのぐるぐる話

ひさびさに「わはは」と笑える絵本を読みました。 ハロウィンの近いこともあり娘と選んだ絵本は、モンスターが主人公の『When a Monster Is Born』。ブラジルに伝わる赤ちゃん誕生の詩"When a Baby is Born"をもとに書いたというお話で、10月31日とはまった…

Monsters on Machines

『Monsters on Machines』のモンスターとはつまり、遊び盛り、やんちゃ盛りの子どもたちのこと。作者は、そんないたずら盛りの子どもを「手に負えない」モンスターに見立てて、これまた子どもたちの大好きな「はたらく自動車」にくっつけました。ブルドーザ…

Monster Night at Grandma's House おばあちゃんちでのおとまり

昼間は楽しいことがいっぱいなのに、夜になるとやってくる。暗がりから怪物が……。書店のハロウィンコーナーで紹介されていたのは、単にタイトル『Monster Night at Grandma's House』のせいだったようだ。実際、ハロウィンの怪物やおばけの姿は出てこず、描…

Frankenstein Makes a Sandwich フランケンシュタイン、サンドウィッチを作る

『Frankenstein Makes a Sandwich』は、表題「フランケンシュタイン、サンドウィッチを作る」に始まって、全十九編の詩からなるユーモア+ペーソスに富む詩集絵本である。フランケンシュタインがサンドウィッチを作ろうとしたら材料がまったくない。お隣さん…

MOMMY? マミー?

センダック初のポップアップ絵本『Mommy?』。アマゾンで待てず、書店で購入した。 よちよち歩きの赤ちゃんが「マミー(おかあちゃん)」を探しにお化け屋敷に入っちゃった。無垢な坊やのかわいさと、それに似通わない怪物たちのおどろおどろしさと、おとぼけ…

The terrible Hodag and the animal catchers

『The Terrible Hodag and the Animal Catchers』は一世紀前、米中西部ウィスコンシン州の材木伐採地に伝えられていたご当地話ということだった。森で木を切る大男たちがどんな話に花を咲かせていたのか思いを巡らせると、いつの間にか百年前の大森林にタイ…

THELONIUS MONSTER'S SKY-HIGH FLY PIE

気持ち悪くておどろおどろしいけれど、かわいくて愉快。主人といっしょに『Thelonius Monster's Sky-High Fly-Pie』を読み、子どもに受ける!と互いに相づちを打った。怪物セロニウスが、ハエパイを作るお話である。 食したハエの味が忘れられず、ハエパイを…