multi-culture
ビリーは心配屋さん。帽子、靴、雲、雨、鳥……、日常で見かけるものが、彼の想像力にはまると「心配色」に染まり、ちょっと不気味に動き始めます。自分の心配性をおばあちゃんに打ち明けると、人形に心配事や悩みを伝えてから枕の下に入れて眠ってごらん、と…
ある日、突然送られてきたガラスの小瓶。中には、地図が入っている。差出人は、イランに住むおじいちゃんだ。突然風が吹いてきて、男の子は風に乗って街を過ぎ、海を渡り、山を越え、お父さんの生まれた街、テヘランに到着した。そこではおじいちゃんが待っ…
春節を前に、心惹かれる絵本に出会う。中国正月を紹介する絵本は多くあるけれど、どれも米国に輸入された(中国系米国人の)お祝いの雰囲気が漂い、中国本土らしい〜と感じるイラスト絵本が少ないなあと感じていた。ノンフィクション写真絵本は、なんとなく…
『My Father's Shop』の舞台は、モロッコ。ムスタファ少年のお父さんは、じゅうたんを売っている。ある日、穴があり売り物にならないじゅうたんをもらったムスタファ少年は、交換条件として観光客相手に使う外国語を父さんから学ぶことになる。「Bienvenue」…
文化継承って、お金のかかるものだ。お節準備をしながら、いつもつくづく思う。渡米したばかりの頃など、和食材の高さに閉口して、日本食が食べられなかった。お金という余裕――今もまだ完璧でないから、うちでは日本文化継承度数がかなり低い。『Uncle Peter…
収穫感謝の食卓は、東海岸風七面鳥のかわりにノースウェスト地方らしくサーモンで。他にはコーンプディング、マッシュ-ポテト、パンプキンパイを加え、せめても「米国らしい」雰囲気を添える。暖炉に火をおこしキャンドル-ライト ディナーにしたら夕食後、子…