pigs
作者がコメディアンと知り、なあるほど。実際にありえないきらびやかなブタのパレードを想像させてから、「あるわけないでしょ」とその理由を現実の中から拾い集める。 食べ残しをむさぼるブタの姿は「千と千尋の神隠し」の、あの千尋の両親のように見えた。…
"Olivia Goes to Venice"を読み、オリビアの家にもう一匹、赤ちゃんが生まれていたことに驚く。でも、彼女はデビュー作"Olivia"のオリビアのまま〜。あれは確か9年前。その後、たくさんのシリーズ絵本・商品が出て、数と種類の多さには驚くなあ。裏返せば、…
コブタのおちゃめなイラストが楽しくて、"Trouble Gum"を手にした。 おばあちゃんからもらった風船ガムで、とびっきりの楽しい時間を過ごすルーベン。ガムをくちゃくちゃ噛んでたわむれる姿がカワイイ。 ガムはピンク色だから、バブルガム味のはず。このほん…
一年生の担任W先生は、子どもたちの人気者だ。車椅子から笑顔とユーモアを振りまき、学校中のみんなから愛されている。わたしは彼の教室でお手伝いするのが大好きだ。もちろん主人のクラスが一番居心地のいいことに変わりはないが、次に挙げるとしたら断然…
『Oink, Oink, Benny』は、ベニーシリーズの何冊目になるのでしょう。泥遊びだけはやめてね……ってお母さんから言われていたのに、本能に負けて泥だらけになってしまったベニーと小さな弟。ところが、したいことを好きなだけして、最後はお目玉をいただかない…
『Not a Box』(邦訳『はこははこ?』)*1から一年後、今度は棒を見立て遊びに使うブタさんの絵本が出ました。その名も『Not a Stick』。箱の素材感に「赤」を効かせた一冊目の雰囲気をそのままに、二冊目は棒=木の温もりと「青」を生かしています。 子ども…
大急ぎで書いていたら、とっても大切な日を抜かしてしまいました! この日は、シアトル公立図書館ノースイースト分館でハトさんシリーズ、ぞうさん&ぶたちゃんシリーズ、くたくたうさぎシリーズ*1の作者モー・ウィレムズさんにお会いしてきた記念すべき日で…
『The Three Swingin' Pigs』は、いかにも米国らしくジャズ音楽を背景にした3匹のこぶた物語です。サックスのサッチ、ベースのモー、そしてボーカルのエラ、3匹トリオが繰り出すスウィングジャズは、一世を風靡していました。そこにやってきたのが、嫌われ者…
『Piglet and Papa』は、父の日あたりに書いておけばよかったなあと思った絵本。『Piglet and Mama』(邦訳『だいすき、ママ! (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)』)に続く作品です。前作には、ママといっしょでしあわせいっぱいのこぶたちゃんが描…
「装いは個性」を信条とするピアノの大家ジンジャーは、ブタのペチュニアを寵愛している。ある日、ロンドンで開かれる国際ピアニスト会議に招待され、喜び勇んで出かけて行った。ところが、頼んだはずのお手伝いさんはキャンセルされ、なんとペチュニア一匹…
絵本「ハトさん」シリーズ*1のモーさんが、またやってくれました。娘が『Today I Will Fly! (An Elephant and Piggie Book)』を読んで、大喜びでした。 作りが初級読本なので本来ならプレスクールからキンダー向けですが、慎重なジェラルドと能天気なピギー…
九月の新学年。クラスの転入生バブルスちゃんは、なにからなにまでオパールちゃんのまねをしたがる。洋服から、遊びから、それこそ何でも。ハロウィンの仮装も、収穫感謝の手作りカードも、クリスマスに切り抜いたスノーフレークスやバレンタインのコブタ天…
どんと積まれた絵本の山から息子が選び出し、読んでいたのが『No More Diapers for Ducky!』(邦訳『おむつのガーガとおまるのブータ (児童図書館・絵本の部屋)』)。何ゆえに、赤ちゃん絵本? ちょっと笑ってしまったのだが、あひるちゃんとぶたくんのいた…
ヘンリーとマッジに及ばないけれど、『Amanda Pig and the Really Hot Day (Oliver and Amanda)』も数多くシリーズとして出ている。主人公はブタのアマンダ、オリバー妹兄。この作品では、妹アマンダの暑い夏の日が4つのお話で描かれる。庭で遊んだり、レモ…
マーシー・シリーズ*1第2弾『Mercy Watson Goes for a Ride』を読む。 毎週土曜日は、ドライブの日。ランチの後、ワトソンさんとぶたのマーシーは、ピンクのキャデラックを走らせ風を切る。お隣のリンカーン姉妹は、ワトソン家の様子が気になってしかたがな…
赤とセピア色の配色*1にさわやかなターコイズ・ブルーが加わった『Olivia Forms a Band』を読む。色合いからして、7月4日米国独立記念日を意識した絵本なんだろう。米国で7月といえば、赤、白、青の三色と花火がつきもの。自分の誕生月でもあり、星条旗よ…
タイトル『Do Not Open This Book』を目にして息子が即、「ね、これ読んで!」とリクエストした絵本。表紙から「開いちゃだめ!」と言われれば、開きたくなるのが人情というもの。おまけに息子の好きそうなブタくんが案内役とあり、どうして開いちゃいけない…
一昨日の嵐が残していったもの――隣家との境にある木塀の破損。スクーターが今朝表通りをウロウロしていた理由がわかった。約3メートルにわたりぺたんと倒れている南塀を踏み歩き、外に出た結果だった。昨夜、彼といっしょにジョギング散歩に出かけたときは…
本当はハロウィンの頃に読みたかった『Sylvia Jean, the Drama Queen』。ちょっと遅ればせで子どもたちと読む。 ぶたのシルビア・ジーンは仮装が大好き。どんな状況にもそれにぴったりの服装があると思っているから、いつでもどこでも毎日、できごとに合わせ…
「もしも……シリーズ」の最新作『If You Give a Pig a Party (If You Give...)』を手にしたとき、これはシリーズの中で1番のヒットになると直感した。何しろ、出てくるものは子どもの好きなものだらけ。今までの作品も子ども心をくすぐる場面が満載だったけ…
ラップトップがウィルス感染したため、悶々とする日が続いた。コンピュータ・ショップでフォーマットしてもらったところ、フォルダー名が日本語だった文書はすべて消失。メール・プログラムなど保存をお願いしておいたにもかかわらず、日本語はフォローでき…
サッカーキャンプと音楽キャンプの間の2週間、息子といっしょに絵本を読む時間が結構持てている。昨夜は『天からのおくりもの―イザベルとふしぎな枝』を読む。 イザベルは祖父母と、ぶたの「ムスメ」と暮らす女の子。ムスメは、イザベルの一番の友だちだっ…
近くに流れている小川のせいなのか、何なのか、息子は泥だらけになって帰ってくることが多い。友だちの服はそれほどでもないのに、彼の服の汚れ方といったら……。泥の中で転んだことが明らかな泥まみれぶり+笑顔で現れるので、楽しいんだろうなあとは思うの…