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Houndsley and Catina and the Quiet Time 犬猫たちの静かな冬

『Houndsley and Catina and the Quiet Time: Candlewick Sparks』は、ハウンズリー&キャティーナ・シリーズ*1の冬のお話。 このシリーズは子ども向けの初級読本ではあるのだけれど、2匹が独身男女の友情物語を演じているような、大人の雰囲気をほのめかし…

One Saturday Evening クマさん一家のどようび

うちでは水曜日を「クレイジーデー」と呼んでいる。娘が聖歌隊学校、息子がバイオリン。こういう日に、娘が晩祷で歌い、例えば今日のように息子の学校行事が入ると、もうテンヤワンヤ。友人にカープールを頼んだりするのだが、友人宅でも行事が重なっていた…

Cowgirl Kate and Cocoa: School Days 秋の新学期にぴったり

「ケイト&ココア」は、文章をひとりで読み始める子どもたちにぴったりのシリーズ。その最新刊が『Cowgirl Kate and Cocoa: School Days』です。秋の新学期が始まりケイトが遊んでくれず、淋しい思いをする馬のココア。でも、もちろんケイトはココアのことを…

Today I Will Fly! ジェラルドぞうさんとぶたちゃんピギー・シリーズ かわいいよ〜

絵本「ハトさん」シリーズ*1のモーさんが、またやってくれました。娘が『Today I Will Fly! (An Elephant and Piggie Book)』を読んで、大喜びでした。 作りが初級読本なので本来ならプレスクールからキンダー向けですが、慎重なジェラルドと能天気なピギー…

Houndsley and Catina and the Birthday Surprise ハウンズリーとキャティーナ 絵本のようなお話シリーズ お誕生日のびっくりプレゼント

あっという間にお気に入りになったハウンズリーとキャティーナシリーズ*1二冊目『Houndsley and Catina and the Birthday Surprise: Candlewick Sparks』も、三話完結のストーリー。繊細な表現力と設定の巧みさは、ベテラン作家(『なぞのうさぎバニキュラ (…

Houndsley and Catina ハウンズリーとキャティーナ 絵本のような小さなお話シリーズ

ゼルダとアイビー姉妹*1に続き、打ちのめされてしまったのが『Houndsley and Catina』だった。シリーズテーマは、フレンドシップ。友だちのシンボルともいえるがまくんとかえるくん*2は、たとえば部屋の片隅など永遠に「そこ」にいて、わたしたちを見守って…

Zelda and Ivy The Runaways ゼルダとアイビー 夏の物語

がまくんとかえるくんに匹敵する読本シリーズは、きっとゼルダとアイビーシリーズ。『Zelda and Ivy: The Runaways: Candlewick Sparks』を読んで、思わず感じてしまった。何でも仕切ろうとするおねえちゃんのゼルダとその強いおねえちゃんについていくアイ…

CORK & FUZZ Short and Tall コークとファズ おちびちゃんとせいたかのっぽ

がまくん、かえるくんを超えるコンビが生まれるか。ちょっと興味を抱いてミズネズミのコークとポッサムのファズコンビを描く、初級読本シリーズ『Short and Tall (Cork and Fuzz)』を読んでみた。 年下なのに自分より背が高いファズが許せないコークは、ファ…

Curious George flies a kite 娘にぴったりの読本探し

「Frog and Toad」(『Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)』ほか)シリーズと「Magic Tree House」シリーズ(『Magic Tree House Collection: Books 1-8: Dinosaurs Before Dark, The Knight at Dawn, Mummies in the Morning, Pirates Past Noo…

SUPER FLY GUY

ハエんぼくんシリーズ2作目『Super Fly Guy』は、1作目より笑えた。今度は、学校のランチルームを舞台にしたドタバタ騒動である。ハエんぼくんが、いてはならないランチルームに出没したばかりに給食係のロズおばさんが首にされてしまった。責任を感じた彼…

Cowgirl Kate and Cocoa 2006年オナー

『Cowgirl Kate and Cocoa』は、カウガールのケイトと彼女の馬ココアのお話集。4つの章からなっている。馬といっしょの生活は、子どもにとって憧れだ。このお話では、そこが絶対的な魅力だろう。畜舎でのお世話や放牧地での様子など、西部の生活を垣間見る…

HI! FLY GUY 2006年オナー

娘のお気に入り『Hi! Fly Guy』がオナーを受賞した! テッド・アーノルドの絵本は、こちらで絶大なる人気を誇っている。(少なくとも主人のクラスで、と前置きするほうがいいかな。特に『Catalina Magdalena Hoopensteiner Wallendiner Hogan Logan Bogan wa…

AMANDA PIG AND THE REALLY HOT DAY 2006年オナー

ヘンリーとマッジに及ばないけれど、『Amanda Pig and the Really Hot Day (Oliver and Amanda)』も数多くシリーズとして出ている。主人公はブタのアマンダ、オリバー妹兄。この作品では、妹アマンダの暑い夏の日が4つのお話で描かれる。庭で遊んだり、レモ…

HENRY AND MUDGE and the Great Granpas 2006年 

というわけで、ガイゼル賞初年度受賞作は『Henry and Mudge and the Great Grandpas (Henry & Mudge)』。誰にとっても(特に学校の先生たちの間で)、納得の結果だと思う。 たくさんある中で、このお話は結構笑えて楽しかった。ここには、主人公の男の子ヘン…