米国暮らしの絵本手帖〜日米絵本の徒然〜

 子どもへの日本語継承の視点から、絵本は日本語の作品も多く読もうと心がけています。暮らしの環境から、それらはどうしても英語圏の翻訳絵本が中心になりますが、そのおかげで日本語版と原書両方を垣間見る機会が増えました。好きな作品はできるだけ両語で揃え、言葉の持つ響きをふたつの文化から吟味しようと試みています。
 日本の翻訳絵本を手にして感謝したいのは、ヨーロッパの、特に東欧の絵本の存在です。米国では、ほとんどお目にかかったことがありません。わたしが目にしていないだけなのかもしれませんが。これは、日本と米国、両方に通じている利点だと思っています。(asukab)