恐竜の絵本は、娘にも大好評

 『Dinosaurs, Dinosaurs』(邦訳『きょうりゅうきょうりゅう』)は、赤ちゃんの息子のために、わたしがこの国で選んだ最初の絵本(ボードブック)。オレンジ、紫、黄色、緑、赤……など、イラストの放つ色が鮮やかで、書店で見かけてすぐ手に取った。ちょうどTV番組『バーニー』が始まり恐竜ブームだったこともあり、書棚にはたくさんの恐竜絵本が並んでいた。よく知られた恐竜の特徴が端的に、はっきりした絵といっしょに紹介されていて、わかりやすい。これは、バートンの絵本の特徴だけれど。息子といっしょに出かけるときなども持ち歩いた。
 その10年後、今度は娘といっしょに開くことになった。娘も息子と同様、赤ちゃん恐竜の姿が好き。最後に静かに眠りにおちるところなど、わたしもホッとできる。今、彼女のクラスは最後の単元で恐竜について学んでいる。学校ではきっと写実的なイラストを見て恐竜の話に花を咲かせているのだろうが、この絵本は赤ちゃん絵本なので、ちょっと違うね。でも、デフォルメされた9種類の恐竜が名前付きで紹介されていて、これを知るだけでもちょっとした知識になると思うけれど。
 学年最後のアートプロジェクトとしてペーパーマルシェの恐竜模型も作っているので、これについては毎日興奮気味に報告してくれる。最初はステゴサウルスを作ろうとしたけれど背中のぎざぎざを切り抜くのが難しかったので、予定変更。一番長い恐竜ディプラドカスを作っているそうだ。どんなにすてきな恐竜さんを持ち帰ってくれるのか、楽しみ。
 もう一年が終わるんだ。息子は小学校卒業。わくわくの夏休みが始まるね。(asukab) 

Dinosaurs, Dinosaurs

Dinosaurs, Dinosaurs