おやすみカウントダウンの絵本

 娘の昨夜の宿題絵本は、モリー・バングの『Ten, Nine, Eight』。10からカウントダウンしながら、子どもを眠りに誘う子守歌のような絵本である。息子が小さな頃はよく読んでいたけれど、娘には随分長い間ご無沙汰させてしまった。主人公は女の子だというのに。
 10本の足の指から始まって、9匹のぬいぐるみ、8枚の窓ガラス(外には雪が舞っている)、7足の靴……。部屋の風景からは、その家の音や匂いが伝わってきて、これだけゆったりできれば眠りの世界にもすっと入っていけるというもの。部屋の中の「数」や「探し物」って、静けさと安らぎで就寝前の子どもを包む魔法の対象であることがよくわかる。(asukab)

Ten, Nine, Eight

Ten, Nine, Eight