お誕生日絵本カウントダウン

 7月は娘の大好きな月。理由は単純、今月11日が彼女の誕生日なのだ。6月30日の夜、お手製カレンダーを7月に変え、にこにこしながらベッドに潜る。1日の朝起きてきたときの第一声が「イエ〜イ! July Flag! July Flag!」で、居間をぐるぐる飛び回っていた。カレンダーのイラストが星条旗なのだ。(う〜ん、星条旗は、星が魅力みたいなんだけど……。)お誕生日を迎える興奮を11日まで盛り上げようと、お誕生日絵本のカウントダウンを思いつく。好みの順番は関係なくお誕生日絵本を1日1冊ずつ読んでいく計画にした。
 たぶん1番人気は、『ケーキがやけたら、ね (児童図書館・絵本の部屋)*1。これは息子が小さな頃、こちらの子どもの読み物雑誌で出会った作品だ。原書タイトルは『It's My Birthday』で、主人公は女の子でも男の子でもどちらにもなるすてきな設定になっている。英語で読んでいるときは、主人公はずっと男の子だと思っていた。だから邦訳が出たとき、主人公の一人称(I,my)が女の子「あたし」になっていてショックだったけれど、今度は邦訳絵本を娘に読めばいいやなんて思った。お話は小さな子どもが動物たちを訪ねケーキの材料をわけてもらうという内容で、息子も娘も大好きだった。オクセンバリーの描く動物たちが生き生きとしていて、温かい気持ちになっちゃうんだな。娘には今日から、ハッピーバースデー三昧の絵本を楽しませてあげよう。
 ……ただこの邦訳作品への注文がひとつ。タイトルに「birthday」が示されている場合はそのまま日本語のタイトルにも「お誕生日」を入れておくべきだと思う。これほど大切で特別な日はないのだし、せっかく喜びのつまったタイトルが付けられているのに、邦訳でわざわざ取り除くことはない。これだと作品の意図が伝わらず、他の絵本の中に埋もれてしまうよ〜。(とは邦訳を手にしての、最初の感想だった。)
 さて一応プレゼントは、主人がポニーのぬいぐるみ、わたしがマドレーヌのお誕生日フェルトキットセットですでに購入済み。当日は、チョコレートケーキを焼く予定でいる。これはオーガニックのケーキミックスで簡単に作れてしまう。何とチョコレートのアイシングもオーガニックという優れもの。自前ですべてオーガニックの材料を揃えるのは難しいので、これをホールフーズで見つけたときには感動した。ケーキには虹色のキャンドルを6本立ててお祝いをする。(asukab)

It's My Birthday

It's My Birthday