ハリー・ポッター真夜中のパーティー

 1997年に出版されて以来、シリーズが出るたびに発売パーティーのことは耳にしていた。当時は息子がまだ小さかった頃。新聞や雑誌の記事を読み心引かれたが、夜遅いことがありなかなか思い切れない。でも今回は米国発売の7月15日を前に、あれこれ揺れること1週間。……息子も適齢だし、シリーズは7で終わることから機会も限られてしまう……と考え、児童書店に購入予約を入れてパーティー参加を申し込んだ。アマゾン予約なら40%オフなのだが、こればかりはその場を体験してみたかったから〜。この書店では、隣接する倉庫をDiagon Alleyにして、工作、ゲーム、スナックを提供するパーティーを15日午後7時から開催。16日午前0時にシリーズ6『Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (US)』を手渡して、お開きとなる。
 わたし自身、シリーズは3までしか読んでいない。4のあの分厚さを見て、ちょっと気持ちが減退。3が1番おもしろいのは誰もが認めるところで、がっかりすることを考えると4のページはめくりにくいし、時間もないし……という気持ちが正直なところだ。
 息子も行く予定のパーティーだったが、仕事が遅くなってしまい(こんな大切な夜に!)結局、わたしが本を受け取りに行くだけになってしまった。本人は待ちくたびれてすでに就寝。ごめん……、次回シリーズ7は絶対にいっしょに行こう。
 シリーズ1当時からのファンがちょうど高校生ぐらいの年齢なので、その年代層もたくさん集まっていた。それにしてもすごい人数。400〜500人ぐらいはいたかな。ハリポタ人気の真髄を見た気がした。目がねをかけたり、いなずまマークを眉間に書き込んだり、魔法使いの衣装を身にまとっていたり……。まさにハリポタのマジカルな世界。家族経営の小さな児童書店がB&Nなど大手書店を後ろに回して頑張っている光景は応援したくなる。真夜中の本屋さんっていうのもいいな、とほのぼのあかりのともる店内を見て思った。(asukab)

Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (US)

Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (US)