大きなくまと小さなくま

 『まーくんとくま*1の原書『Where's My Teddy?』は、息子のバイブル的絵本。大きなくまと小さなくまの対照がおかしくて、毎晩毎晩、何度も繰り返し読んだ絵本だった。最近邦訳が出て大喜びしたのだが、う〜ん、あれだけ英語でなじんでしまうと、日本語になったときの違和感が浮き出てしまい、実はうちでは英語でのほうが楽しめた絵本である。邦訳では、原書から受けるハラハラどきどき度が薄れてしまったような気がするし、表現が少々幼く弱弱しい感じも。これは人によって感じ方が違うので、仕方ないことだけれど。でも、「Eddie」と「Freddie」のもじりを「まーくん」と「くま」としたところには脱帽。すてきな訳し方だと思った。
 言語は変われど入れ替えのおもしろさはわかると思うので、声を変えて雰囲気を出せばたまらないおかしさと可愛さが味わえる。大きなくまさんがとっても魅力的。他にシリーズで2冊出ているが、何てったって第1弾のこの作品が1番光っている。(asukab)

Where's My Teddy?

Where's My Teddy?