数えれば、また楽し……ハロウィンの絵本#3 

 どの行事絵本にも必ず揃っているのが、数の絵本。ハロウィンでは『One Witch』(邦訳『魔女ひとり (魔女のえほん)』)が秀逸。ユーモアと怖さがいっしょになった。『A Creepy Countdown』には、大人もゾクゾクできる恐ろしげなペン画が魅力的。小さな子どもには10匹の可愛いモンスターが出てくる『10 Trick-or-Treaters』。これは、この夏の新刊絵本でお母さんたちの間で評判が高い。季節感あふれる美しいイラストを堪能したければ、『On Halloween Night』だろうか。でも、残念ながらハードカバー、ペーパーバックいずれも品切れのようだ。
 ガイコツ、魔女、お化け、怪物、こうもり、かぼちゃ、クモ、ねずみ、毛虫、フクロウ、月……などが、ハロウィンの色(オレンジ、黒、白)に囲まれてでてくると、すでにゾゾゾ〜+ワクワクがいっしょの気持ちになっている。数える絵本はどれも詩なので、軽快な韻を踏む。そんなところも、気分に弾みをつけてくれる。
 一昨日、大中小3サイズの骨型クッキーを焼いたら、子どもたちは大喜び。普段は「犬の骨」という印象のクッキー型が、ハロウィンになると「ガイコツの骨」となりムードを盛り上げる。調子に乗って、今日は朝から娘とかぼちゃ型と幽霊型のクッキーを焼いた。(asukab)

  • 洒落たブラックユーモア

One Witch

One Witch

  • 邦訳もなかなか

魔女ひとり (魔女のえほん)

魔女ひとり (魔女のえほん)

  • 黒基調のペン画に着色が生きる

A Creepy Countdown

A Creepy Countdown

  • 小さな子どもたちにはこれ(新刊)

10 Trick-or-Treaters

10 Trick-or-Treaters

  • イラストが美しい(品切れで残念)

On Halloween Night

On Halloween Night