移行期の相棒ブック『Little Bear』シリーズ

 砂糖かえでの香りって、甘くてうっとりしてしまう。特に朝の散歩でこの甘さに包まれると、体がよみがえる感覚さえ抱く。今朝は、息子も娘も遅刻かとあせった。息子のスクールバスは午前7時5分発。朝食の雑炊スープが「熱すぎて食べられない!」――。時計の針はすでに7時を指し、息子初の乗り遅れとなった。(これは、わたしの責任でもある……。)2時間目は体育だし食べるほうが大事と話して、結局主人に送ってもらった。ガソリン代が値上がっているから、これが習慣とならないように気をつけなければ。娘はといえば、1時間半後に歩いて登校。でも出かける直前、くつひもが外してあることに気づき大騒ぎ〜。(そういえば昨晩、息子の真似をして、ひもをすべて抜いていた。)こちらは走ってなんとか間に合う、ふ〜。帰りは、砂糖かえでの香りに浸って歩いた。宿題表にちゃんと書き込んだかな……と、振り返りながら。
 読書は毎日の宿題である。娘は、この夏からずっとAn I Can Read Book シリーズの『Little Bear』(『こぐまのくまくん』シリーズ)を楽しんでいる。昨夜、わたしに読み語ってくれたのは、3冊あるうちの『A Kiss for Little Bear (I Can Read Level 1)』(『だいじなとどけもの (世界傑作童話シリーズ―はじめてよむどうわ 4)』)。知らない単語に出会うとたどたどしいけれど、進んで読もうとしている気持ちはよくわかる。今年は1・2年生混合のクラスに入ったから、難しい学習内容にたくさん直面するだろう。でも、これだけ親しみを持ってリトルベアのお話が読めたら、大丈夫だね。
 息子の移行期の本は『Frog and Toad』(『がまくんとかえるくん』)シリーズだった。がまくんとかえるくんのやりとりをクスクス笑いながら読んでいたあの頃が懐かしいなあ。息子を育ててくれたシリーズは、わたしの宝物である。リトルベアシリーズも、もちろん宝物になっている。(asukab)

A Kiss for Little Bear (I Can Read Level 1)

A Kiss for Little Bear (I Can Read Level 1)