うちのハロウィン絵本#7

 『おばけやしきへようこそ!』には、たくさんのお化けや怖いものが登場する。魔女、気味の悪い怪物、トロル、虫、幽霊、どう猛なライオン……。ある日、両親とはぐれてしまった小さな女の子が、そんな怖いものばかりが住んでいるお化け屋敷のようなお城に足を踏み入れる。人間に会うチャンスなどめったにないので、お化けたちはここぞとばかり彼女を怖がらせようとするけれど、当の本人はそんなことには何も気づかず、かえって喜んでいる風にも見える。
 恐怖の対象をまったく恐怖と見ない女の子の肝っ玉ぶりがかわいいお話だろうか。個人的に、もう少し展開に工夫があっていいかと感じたが、子どもたちはいろいろなお化けの姿を見るのが楽しかったようだ。(これは、去年の話。)今年はまだ読んでいないので、さっそく今晩あたり誘ってみようかな。お化け屋敷へ、ようこそ〜。(asukab)

おばけやしきへようこそ!

おばけやしきへようこそ!