みんなで雪遊び

 ダウンタウンの中央図書館に寄る機会があった。さすがにセレクションもディスプレイも、文句なしにすばらしい。ホリデー関連絵本はもちろんのこと、チルドレンズ・シアターの「ピーターとおおかみ」公演に合わせ、オオカミ関連の絵本がたくさん飾られていたり、雪の絵本、冬の動物絵本各コーナーがあったりで目が血走ってしまった。絵本といっしょに飾られていたフォークマニのオオカミパペットが結構いかしていて、さっそく秘密のリスト入り! 息子の誕生プレゼントにしちゃおうかな。15分ぐらいしかいられなかったけれど、絵本5冊をチェックアウトした。
 家に帰り、5冊のうちの1冊『This Place in the Snow』(邦訳『ゆきがふったら』)を子どもたちと読む。日本語版が最近出たばかりで、注文しようと思っていた絵本だ。休暇で雪遊びしてきたばかりだから、雪の感触はまだ残っているだろう。
 作品には雪の降った日の喜びが、詩的に、ダイナミックに、愉快に、これでもか〜というほど詰まっていた。こういうアクリル画、描けるようになれたらいいな。温もりだけじゃなくリアルな躍動感が伝わってきて、すごくいい。言葉も踊っていて、お日さまが当たればレモン色、影になったら薄い青色という表現が雪にぴったりだった。
 子どもって雪さえあれば1日遊びに没頭しているので、親はどれほどH2Oの恩恵を受けていることか。夏は水、冬は雪――。自然は、楽しい。(asukab)

ゆきがふったら

ゆきがふったら