おまるがない!

 小さな子どものいる家庭に1冊、必需品――とはそのとおり。『おまるがない!』は、娘のお気に入り絵本である。自分が大きくなっても、小さな子どもの生活ぶりを垣間見るのは楽しいらしい。自分もそうだったから共感できるということかな。それにこの絵本の主人公は小さなプリンセス。冠をかぶりおまるに腰かけるあどけない姿に愛着を示している。
 「おむつなんかするの、もう やーだ!」「はずしてったら、はずしてよう!」――というお姫さまを見て、お后さまはおまるを用意。おまると大の仲良しになったお姫さまだったけれど、ある日、おまるが見当たらない! お城中、大騒ぎしておまるを探し出しはしたものの……。
 娘は最後のページが大好きで、ここを味わいたいがために「もう1度読んで」のリクエスト。テンポのいい短いお話なので何度でも読んであげよう、ということになる。ママだって、また読みたいものね。このお姫さまは、もちろん娘でもあるのだ。(asukab)

  • 邦訳の書影がないので、英語ペーパーバックで

I Want My Potty

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