ふたりはいつも

 上記と『Frog and Toad Together (I Can Read Book 2)』(邦訳『ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)』)は冬以来、娘の愛読書である。この5話(「よていひょう」「はやく めを だせ」「クッキー」「こわくないやい」「がまくんのゆめ」)でよく読むのは最初の3話だろうか。リスト、種まき、クッキーはどれも彼女の好きなものだから。リスト(予定表)の存在は、このお話で初めて知る。以来、ちょっとしたリスト書き出しに楽しみを覚えたようだった。
 その中で驚愕したリストがひとつ。それは「科学者になるためにすることリスト」というもので、項目には「昆虫、動物、宇宙、読書、算数、作文、つづり、時計、天気、植物」(英文)とあった。いたってまじめに書かれているので、親のほうが感心してしまう。手先が器用で家庭のことが大好きだから、家で仕事ができるようなアート方面に進めばいいかななんて思い描いていたのに、本人はまったく違うことを考えているようだ。そういえば前から科学者とは言っていたけれど、子どもの戯言と聞き流し、誰もまじめに受け止めていなかったような……。
 未来のことはわからない。でも、このリストのことは書き残しておきたかった。(asukab)

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)