リトル・リーグの季節がやってきた!

 仕事が一段落したので久しぶりに息子の試合を見に行く。草の匂いがさわやかなボールパークで、西日に背中をあたためてもらいながらの応援。「ゴー、ドジャーズ!」――。「カキーン!」と響きわたるバットの音が、リトル・リーグらしくてうれしくなってくる。こういう日々は、今しか味わえない。試合は残念ながら10−12で敗れたけれど、彼の成績は3打数2安打1得点でまずまず。
 家に戻り、サブウェイで買ったサンドイッチをほおばりながら、ベースボールっ子たちの気持ちを詩にした絵本『Diamond Life: Baseball Sights, Sounds, and Swings』を読んだ。カキン! ザクッ! バキ! パシッ! ポン!――。守備位置の場面が変わるたび、臨場感あふれる擬音語といっしょに少年たちのおしゃべりが聞こえてきそうな詩が並ぶ。夏の陽に包まれた写真もこの季節のまぶしさをいっぱいに伝えてくれ、ページをめくるたびに元気がもらえるのだった。どちらかといえば、この写真なんだろうなあ。ベースボール・マムはこれにまいってしまう。
 少年の笑顔は、今だけのもの。大事にしなくちゃ、とこの写真絵本を開くごとに感じている。(asukab)

Diamond Life: Baseball Sights, Sounds, and Swings

Diamond Life: Baseball Sights, Sounds, and Swings