ゴリラのマービンにげちゃった

 帰宅するとアマゾンから包みが届いていた。たとえペーパーバックでも子どもたちの好きな絵本を手元に置いておきたかったので注文しておいたのだ。3冊注文すると4冊目無料のプロモーションを利用して。
 そのうちの1冊『Escape of Marvin the Ape (Picture Puffins)』は、息子が小さな頃何度もページを開いた絵本。ある日、動物園のおりからこっそり抜け出したマービンは、人間になりすましニューヨークを満喫する。地下鉄に乗り、粋なレストランで食事をし、公園で野生の姿に戻り、美術館を訪ね……。その間、2人の警察官がマービンの捜索にあたるのだが、すぐそこにいるにもかかわらずなぜか彼の姿を見出すことができない。カラフルなイラストすべてに、眼がねをかけた無愛想な警官たちが描かれているのだけれど、これが愛嬌いっぱいのマービンと対照的ですごくおもしろい。ときには小さく描かれる警官を含め、子どもにとってイラストの中からいろいろ発見する行為が楽しい絵本だった。それは今開いても同じだなあ。重版未定の邦訳が再版されることを願いたい。(asukab)
amazon:Mark Buehner

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Escape of Marvin the Ape (Picture Puffins)

Escape of Marvin the Ape (Picture Puffins)