今の季節にぴったりのコミカル文字なし絵本

 本日は、母の日。息子から贈られたラズベリー・ハーブ茶と、主人の焼いたシナモン・ブレッドで朝食。どうもありがとう〜。お昼過ぎは、2ブロック先にある市営ゴルフ場で母の日ゴルフ。日曜日だったので親子連れが多く、9番ホールのあちらこちらで小さな子どもがうれしそうにクラブを振っていた。ショップで赤いカーネーションをいただき感激する。お母さんといっしょに来ているグループが多かったのは、やはり母の日だったからかな。ご婦人方は、赤いカーネーションをバッグに携え回っていた。自然にもっとも近いスポーツのひとつ、ゴルフは子どもにぴったりだと常々思う。ボールはまっすぐ飛ばないけれど、青空の下、緑と家族に囲まれるだけで気持ちよかった。
 夕食は庭でバーベーキュー。息子が焼き具合の番をする間にコミカルな文字なし絵本『Chicken and Cat』を楽しむ。
 田舎に住むキャットが、都市在住のチキンを訪ねてくる。自転車で公園に行ったり、ビーチに行ったり、それなりに都会の日常を楽しむのだけれど、何か物足りない。そんな折、通りのウィンドウに飾ってあった水仙の花を見て、キャットにあることがひらめいた。 
 描かれている街は、たぶんニューヨーク。基調のベージュが、緑はあるけれど埃っぽさに覆われる街の風景をうまく表出している。都会には、こういう空気や時間が流れているもの。そこに飄々とした1匹と1羽が出てくるのだから、見ているだけで笑いのつぼが震えてきたりして。息子の好きそうなキャラクターでもあったしね。
 キャットの思いつきは、街に明るい色と活気を添えるもの。さわやかな季節感にあふれているから、今読むのが1番いい。娘とも読みたかったな。母の日に読めてうれしい絵本だった。
 幸せな週末が、この夏もずっと続きますように。(asukab)

Chicken and Cat

Chicken and Cat