小学生受けする Don't Let the Pigeon Stay Up Late!
『Don't Let the Pigeon Stay Up Late!』は、絶対に小学生受けする絵本だと思う。ハトの振る舞いがまるで自分のようで、笑いが絶えないんじゃないか。
登場するのは、あのバスの運転手とハト*1。冒頭運転手のおじさんは、読者にお願いごとをする。自分が歯を磨く間、「ハトを夜更かしさせないように」と頼むのだ。で、さっそく出てきたハトの第一声は、「あのね、ねむくないんだけど!」。続けて「それより、ホットドッグ・パーティに行きたい気分!」「えっ、なに?」「だめ!?」「フン」「ところで、評判の鳥類番組が今夜、テレビでやっているらしいの」「教育的だと思うけどなー」……と例のごとくまくしたてる。
笑えるのは、本人が眠くないと強がっている間にも背景のトーンがピンク色から薄暗い水色、グレーがかった青へと少しずつ変化していき、ほどよくハトを眠りに誘っているところ。『Knuffle Bunny』*2のトリキシーに捧げられた本作品には、しっかりうさちゃんのぬいぐるみもお目見えする。(asukab)
amazon:Mo Willems
- アマゾンのタイトルが重なっていて読みにくい〜
Don't Let the Pigeon Stay Up Late!
- 作者: Mo Willems
- 出版社/メーカー: Disney Book Group
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: ハードカバー
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*1:やみつきになる絵本とはコレ『Don't Let the Pigeon Drive the Bus!』 2005年9月17日
*2:クイル賞ノミネート絵本を読む#1 いつもぬいぐるみといっしょの赤ちゃんのお話2005年8月12日