SUPER FLY GUY

 ハエんぼくんシリーズ2作目『Super Fly Guy』は、1作目より笑えた。今度は、学校のランチルームを舞台にしたドタバタ騒動である。ハエんぼくんが、いてはならないランチルームに出没したばかりに給食係のロズおばさんが首にされてしまった。責任を感じた彼は、一肌脱ぐことに。
 何が笑えるかといえば、ハエの行動とそれに巻き込まれる人々の反応である。飼い主バズといっしょにフォニックス(does, fuzz, was)の練習をしたり、アートクラスに参加したり。極めつけは、ランチルームの生ごみに囲まれての活動ぶり。1人で読んだのだけれど、おかしくてゲラゲラ笑ってしまった。このゲラゲラは1作目では体験しなかったから、こちらのほうはさらに子どもたちに愛されると思う。
 単純だけど、笑えて楽しい。つまり、子どもはしっかり本を読むことになる。ただのリーダーと侮ってはいけないなとあらためて感じた。表紙の金ぴか星模様加工もいかしていた。(asukab)

Super Fly Guy

Super Fly Guy