The Last Day of School

 『The Last Day of School』は、夏休みが始まる前に読みたかった絵本。少々遅ればせで息子と読んだ。描かれるのは、チャップマン小学校3年生マシュー・ペレス君の学年最後の1日。それが6月4日というから、うちの学区よりも20日も早い夏休みということになる。9月の開始日が早いのかな。
 マロリー先生が担任する3年生最後の一日が始まった。教室の掃除をして、休み中のクラスペット飼育係を決め、お世話になった先生方にプレゼントやカードを手渡しに行く。マシューもマロリー先生に、とっておきのプレゼントを用意していた。青い包み紙に、赤いリボンをかけて……。
 これといったストーリーはなく、ただ最後の一日を克明に描写するだけなのだが、その雰囲気を知っている子どもにとって親しみと開放感にあふれた絵本になるのだろう。3年生の一日は息子にとって興味が尽きないようで、なんだか神妙にじっくりと絵本に見入っていた。質感のある水彩もいい。
 スポーツキャンプのない日は家でごろごろしがちなので、遅ればせといえど結構当たりの絵本だったかな。マシューのプレゼントが何なのか、最後まで知りたそうにしていた。(asukab)

The Last Day of School

The Last Day of School