Winston the Book Wolf 本を食べたいおおかみのお話
クラス用絵本の探索は続く。『Winston the Book Wolf』はアマゾンUKで目に付けていたところ、先日書店で見つけうれしい対面となった絵本。本が大好物というおおかみが主人公だ。キャラクター設定を耳にするだけでワクワクしてしまうところに、表紙の破けた穴からのぞくおおかみの姿を見てしまうとワクワク度も倍増するというもの。
図書館に押しかけ片っ端から本を食べようとするおおかみのウィンストンは、まったくもって迷惑な存在。司書さんが止めても事態が収拾されなかったところに、赤い頭巾をかぶった女の子ロージーが登場する。彼女はウィンストンを森に連れ出し、本は口で食べるものではなく、目で食べるもの――つまり、本は読むものであることを伝え、文字の読み方を教えてあげた。さあ、読書の喜びを知った彼の生き方は、百八十度の大転換。その活躍ぶりは、ほほえましい限りなのである。
低学年のクラスにいいなあ、とほれぼれしてしまった作品。おおかみの変貌ぶりがキュートだった。(asukab)
amazon:Marni McGee
amazon:Ian Beck
- 表紙の破れ風の穴が、まず子どもに受けそう
- 作者: Marni McGee,Ian Beck
- 出版社/メーカー: Walker & Co (J)
- 発売日: 2006/07/25
- メディア: ハードカバー
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