ダブルスの計算方法

 1・2年生の算数に「ダブルス」という考え方があります。1+1=2、2+2=4、3+3=6、4+4=8……というように、数字を2倍にして計算するという発想法。要するに掛け算の2の段なのですが、これを勉強するのに、担任の先生が民話『Two of Everything: A Chinese Folktale』(邦訳『なんでもふたつ (児童図書館・絵本の部屋)』)をジェスチャーを交えた語りで紹介してくれたそうです。この後、お話にでてくる「何でも2倍にする魔法のなべ」を利用して、子どもたちは計算式の穴あき絵入りカードを作りました。
 で、家で娘がこのカード作りに夢中になります。本日は1から12までの2倍になる魔法のなべカードを作りました。その後、フェルトで(2つポケットのついた)魔法のなべを縫ってあげ、中に入れたものを2倍にするという手品遊びをしました。
 新任の先生は、青春グラフティ映画に主演する男子高校生のような先生。歌を歌ったり、お話をたくさんしたり、楽しいアクティビティーをたくさん用意してくれていています。娘はずっと主人のクラスに入ると信じていたようで、そうでないと知ったときは、かなりショックを受けていました。でも、結果はこれでよかったかもしれません。彼女を見ていると、学校が楽しくてしかたのないことがよくわかります。まず、教室でならった歌を歌っていることが大きな証明。そして、その日何をしたのか、わたしが尋ねなくても話してくれること。これは、去年見られませんでした。去年の先生は、高学年向きだったのかもしれません。小さな子には小さな子に向いた教室運営がいいな、と思いました。

なんでもふたつ (児童図書館・絵本の部屋)

なんでもふたつ (児童図書館・絵本の部屋)