My Father the Dog とうさんは いぬ

 とうさんは にんげんのふりをしているけど、ほんとうは いぬなんだよ。だって、こんなことが あるもの――。
 『My Father the Dog』は、米国中流家庭の日常とその典型的父親像が子どもの視点で描かれる絵本。「中流家庭」「典型的」と言い切ってしまってよいものか少しためらったけれど、要するにテレビコマーシャルに見られるような、一般的な米国の家庭の姿が示されている。愛すべき父さんがこんな風に犬に見立てられると……、思わず含み笑い。ああ、なんてほほえましい。瞬く間に、犬好き家庭で人気を博しそうだ。父の日の贈り物にぴったり。
 わたしの父は、こういうタイプじゃなかったな。主人も、ちょっと違う。まわりの友人にいるかな、こういう父さん……。(asukab)
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  • 犬の習性を知っている人に、きっと大受

My Father the Dog

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