Pumpkin Eye かぼちゃが みてる

 学校の帰り道。「ハロウィン大〜好き」と言いながら、娘がうれしそうに自転車を走らせた。「ママも大好き。一番好きよ」。遠くに行ってしまわないうちに急いで答える。そうなのだ、十月に入りまた、不気味で、愉快で、甘い色に染まるのだ。
 今日のハロウィン絵本は『Pumpkin Eye』。息子の小さな頃、フレミングの絵本にずいぶん魅せられた。和紙に染み込ませたような色の重なりや広がり具合が自分の抱く理想に近く、絵本自体は詩の絵本が多かったと思うけれど、いつも色の表情をまざまざと眺めていた。
 この作品も楽しい詩で構成される。ハロウィンのお祭り騒ぎが、かぼちゃや仮装した子どもたちの様子を通して描かれる。構図と色で迫るイラストなので、質感がたっぷりだ。細かな部分の描写より、わたしはやっぱり一面から受ける色の遊びを楽しみたいなと思った。
 ハロウィンの夜は、わくわくするね。登場する子どもたちを追いながら、娘も待ちきれないという様子だった。今年は今のところ、黒猫ちゃんになりたいとか。それ数年前になったんじゃなかったっけ。(asukab)
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  • かぼちゃの目は、何を見てるのだろう

Pumpkin Eye

Pumpkin Eye