Nosy Rosie はなをくんくんロージーちゃん
きつねのローズは匂いに敏感なので、なくし物を探すことが大のお得意。無くなった野球のボールを草むらから捜し出したり、忘れて置きっぱなしになっていた弟のミルクびんを郵便受けから取り出したり、ローズの活躍にみんなは大助かりだった。ところが、そんなローズに感謝していたはずなのに、ひょんなことから彼女のことを「はなをくんくんロージーちゃん」と呼び始め……。
自分はそのつもりでなくても、相手がすごく傷ついてしまうこと。あだ名で呼ぶことは、そんなセンシティブで一方的な関係から成り立っている。これは、娘を持って気づけたことだった。何しろ、ほんとに小さな些細なこと(とわたしには思えることに)深く傷ついてしまうんだもの。でも、『Nosy Rosie』を彼女と読み、もっと相手のことを考えて気配りしなくちゃいけないのだなと反省する。あらためてタイムリーな読書になった。
もうひとつ、まったく関係ない範ちゅうで気になったことがある。それは、「nosy=詮索好きな」という言葉。nosy, sneaky……と形容せざるを得ない人と今夏対面し、どう接したらいいか、こちらもあらためて勉強になった。「nosy」なんて言われたら、ローズちゃんもほんと迷惑よね。言葉の持つ意味をかみしめた。
本日は、アシジのフランシス日*1。久しぶりに礼拝に出席。犬ちゃん、猫ちゃん、鳥ちゃんで聖堂は大賑わいだった。(asukab)
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*1:木版画が伝える聖フランシス 2006年5月7日