When Sheep Sleep ひつじがねむってしまったら
ねむれないよるには、ひつじをかぞえてごらん!/でも、もし ひつじがねむっていたら、どうしましょう?/それなら 森の しかをかぞえてごらん。でも みて みんなよりそい、だれも目など あけやしない。/それなら まきばのうしをかぞえてごらん。でも みて 月の光につつまれて、みんな ぐっすりねむってる!……
『When Sheep Sleep』は、数えようと思った動物たちがみな眠ってしまい、数えられないね、どうしようかな……と問いかけるかわいらしいおやすみ絵本。出てくる動物たちは、実はベッドの上や子ども部屋で横たわるおもちゃ、ぬいぐるみたちなので、読者は親近感を持っておやすみの場面に入り込める。やさしい水彩が夜のやわらかい光を巧みに映し出し、ゆっくりと眠りの国に誘ってくれるようだった。ほんのりくすんで暗めなのだけれど、それも意図したところなんだろう。作者コンビに注目して読んでみた。
Numeroffは、『If You Give a Pig a Party (If You Give...)』*1で、2006年度絵本部門クイル賞受賞。このブタちゃんのかわいさはパーティという背景でさらに映えるから、読者人気もうなずけた。(asukab)
amazon:Laura Numeroff
amazon:David McPhail
- 作者: Laura Numeroff,David McPhail
- 出版社/メーカー: Harry N. Abrams
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (1件) を見る