I LOST MY TOOTH IN AFRICA アフリカで歯がぬけたら

 『I Lost My Tooth in Africa』は、オレゴン州ポートランド在住画家と彼の娘――しかも彼女は1992年生まれ!――による共同制作絵本である。作者が8歳のときに書いたお話に、お父さんが絵を加えてできあがった。さらに特別なことは、このお話自体、作者の妹の実体験がもとになっていることだろう。一家で絵本制作なんて、うらやましい。アフリカ、マリに一時帰国していた際、歯の抜けたアミーナがアフリカの歯の妖精からにわとり2羽をもらうお話は、「歯が抜けた」そして「歯の妖精がやってくる」という共通項を持って子どもたちを夢中にさせる。うちの娘も、「にわとりがもらえるなんて、いいなあ〜」。アフリカの村の様子や自然もいっしょに紹介され、思わず熱いオレンジ色の大地に思いをはせた。(asukab)
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  • Baba Wagueは、絵画だけでなく陶芸や彫刻などアフリカの民族アートを作り出している著名なアーティスト

I Lost My Tooth in Africa

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