MY CAT, THE SILLIEST CAT IN THE WORLD 見かけが象という猫の絵本

 絵本のタイトルは『My Cat, The Silliest Cat in the World』(「ぼくの猫――世界でいちばんおちゃめな猫」)。なのに、表紙には象一頭の姿。最初娘も不思議そうな顔をしていたけれど、ページをめくるうちに、ははあ、これは作者の遊び心で象という巨大な動物の体裁で猫の習性を描くユーモアの絵本なんだなあとわかってきた。文章だけを読めば猫のイメージがわくところにイラストのでっかい象が添えられて、違和感から面白みが生じてくる。こんな大きな図体でソファにごろんとされたり、毛糸を追い回されたりしたら大変だ。うんちも(うちの子猫と同じように)箱の外にしてしまい、やっかいだ。何しろサイズが大きいから。
 同じ発想で犬を描くとしたら、何の動物を選ぶだろう。あるいは人間でもおもしろい。息子は絶対お猿さんか犬、娘はこぶたさんかあひるになる。自分を描くとしたら、冬が苦手ということで冬眠する動物かな。(asukab)
amazon:Gilles Bachelet

  • 原書はフランス語の絵本

My Cat, The Silliest Cat in the World

My Cat, The Silliest Cat in the World