Houndsley and Catina and the Birthday Surprise ハウンズリーとキャティーナ 絵本のようなお話シリーズ お誕生日のびっくりプレゼント

 あっという間にお気に入りになったハウンズリーとキャティーナシリーズ*1二冊目『Houndsley and Catina and the Birthday Surprise: Candlewick Sparks』も、三話完結のストーリー。繊細な表現力と設定の巧みさは、ベテラン作家(『なぞのうさぎバニキュラ (Best choice)』など)としての経験から生まれるものなのかな。前作に続き、たっぷりと堪能させてもらった。お話がおもしろい、描かれるキャラクターが魅力的、イラストがキュートときたら、完璧という言葉しか残っていないような。
 キャティーナは悲しい。理由は自分のお誕生日を知らないから。(思わず猫の身上を哀れむ。)元気のないキャティーナを慰めようと、ハウンズリーはケーキを焼くことにした。しかも、楽しい計画を立てて。
 帰結は読者もいっしょにびっくりうれしい。「これ、いいね〜」と娘と顔を合わせてにっこり。心あたたまるお話のお手本のようだった。脇役の動物たちも、かわいく渋いのだ。コラージュ多用のイラストが一冊目よりもお洒落っぽいかな。秋に読むのがぴったりの背景。(asukab)
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  • 次作が待ち遠しい〜シリーズ

Houndsley and Catina and the Birthday Surprise: Candlewick Sparks

Houndsley and Catina and the Birthday Surprise: Candlewick Sparks