The Secret Life of Walter Kitty ウォルター・キティ――自称ファング――の知られざる側面は……

 「Here, kitty-kitty-kitty!」という声かけは、猫を呼び寄せるときのお決まり表現です。のっけから飼い主の奥さんにこう呼ばれ、迷惑そうな顔をしているのが『The Secret Life of Walter Kitty』の主人公、トラ猫ウォルター。いたずら盛りで叱られてばかりなのですが、本人にしてみれば自分が勇猛なアフリカのトラであったり、海賊の船長であったり、インディ・ジョーンズのような冒険者であったり、理由があるのでした。食卓のお皿をなめたり、飾り棚の上に飛び乗ったりするのも、善行のつもりが人間にとっては大迷惑。というわけで、絵本には猫と人間のすれ違った日常生活がウォルターの問いかけ、つぶやきで描かれます。
 人間は飼い主夫婦だけで子どもが出てこないことから、大人の趣向かもしれません。トラ猫ぶりはちょっとガーフィールドのようでもありました。(asukab)
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  • 猫ってなにを考えているのか、また違ったイメージが膨らんできました

The Secret Life of Walter Kitty

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