The Princess and the Pea アフリカを舞台にした えんどう豆の上のおひめさま

 『The Princess and the Pea』は、アンデルセン作「えんどう豆の上のおひめさま」の舞台をアフリカに移したお話です。作者のイザドラはアフリカに何度か住んだことがあり、このおとぎ話のアフリカ版が作れないかとずっと案を練っていたそうです。
 王子の出会うお姫さまがエチオピアソマリアケニア出身で、それぞれ土地の言葉で挨拶を交わす場面が印象的でした。アフリカ民族文化が香るお姫さまたちの衣装がすてきです。所変われど、王子・姫の物語は、やはり魅力たっぷりですね。高貴な人々の衣装や装飾具は、見ていてあきません。カラフルなコラージュが、アフリカ色に染められ踊っている感じもなかなかのものです。
 そして何より、20枚のマットレスを表したコラージュに魅せられました。この物語は、やはりこの「布」の質感と色合いに魅了されるというのでしょうか。少なくとも、わたしがこれだけ夢中になる理由は、布の持つイメージや風合いにあるような気がしています。
 本日は、チューターをしている小学校のブックフェア。手伝ったお礼のギフトクレジットで絵本購入です。2冊しかなかったので売り切れてしまわないかとヒヤヒヤでしたが、最後の1冊! お姫さま絵本ハントは続きます。(asukab)
amazon:Rachel Isadora

  • 「えんどう豆の上のお姫さま」中国版は想像できるけれど、日本版はピンとこない

The Princess and the Pea

The Princess and the Pea