レベルに合った本 

 ガイデッド・リーディング・プログラムを成功させるに当たり、根幹となる部分が選書である。メンタル・イメージを抱けない本はレベルに合っていない証拠ということで、とにかく教師たちは「自分のレベルに合う本」を選ばせる。
 ノンフィクションの図鑑や人気のチャプターブックを読みたいけれど、今はしっかり読んで理解できる本を選ぼう――これを納得させるのが、結構大変だったりするのだ。みんな背伸びしたがるから。
 英語の場合、音韻表記なので、すらすら音読できても必ずしも内容を理解しているわけではない。ここを見きわめることも教師の大事な仕事だ。 
 サイトワードが少ない生徒は、レベルが上げられず苦労する。特にヒスパニック系の子どもたちや、家で何もしていない子どもたち――をわたしがお手伝いできたら、と思うのだった。