2年目の教室で

 「テキストtoテキスト」「テキストtoセルフ」に加えて新たに「テキストtoワールド」コネクションを紹介。
 このクラスは静かに座って聞く耳を持つクラスなので、「テキストtoワールド」コネクションの紹介に踏み切った模様。これは実際に自分が体験したことでなくても、本の内容を世の中の状況に置き換え、社会を実感するコネクションである。生徒たちから挙がったテキストtoワールド・コネクションには以下のものがあった。

  • ノンフィクション本のハリケーン被害を見た生徒「自分の家も同様の体験をしたことがある。おじいちゃんの家が浸水した」(どちらかというと、テキストtoセルフ・コネクションにも通じるが、被害でホームレスになった人々などの社会状況にも触れた。)
  • 春節のノンフィクション本を読んだ生徒「ドラゴンの存在は、中国文化にとって大事」(テキストtoワールド・コネクション)

 教師の説明は「個人的な些細なコネクションではなく、本と大きなアイデアをつなぐこと」。この「ビッグ・アイデア」という説明がわたしにとっては今ひとつ不鮮明。でも、導入としてはこのくらいでいいのか、とも納得。