The Great Doughnut Parade ドーナッツの誘惑
突然、無性に食べたくなるもの――。ドーナッツは必ずその一つに入ります。特に最初の一口が格別で、うっすらと砂糖衣のかかった儚い甘さに胸躍らせながら、パクリと一口かじりたくなるのです。娘といっしょに『Great Doughnut Parade』を読み、ここにはそんなドーナッツの特権的魅力が描かれていると思いました。
少年ビリーが腰にぶら下げたトーナッツ1個がきっかけで、みんなが連鎖的に大行列。でもそんなお祭り騒ぎはお構いなしに、ドーナッツはあくまでも甘く魅惑的で、ビリーに幸せと夢を与えてくれました。
ドーナッツを食べる日は、この絵本で決まりです。
イラストはいつもの質感があまり感じられず、割とあっさりした水彩に仕上がっています。でも、躍動感のある楽しい描写は、間接的ではあるにせよ、ドーナッツの魅力をたっぷりと語ってくれます。(asukab)
amazon:Rebecca Bond
- ドーナッツを食べるビリーの姿がすてき
- 作者: Rebecca Bond
- 出版社/メーカー: HMH Books for Young Readers
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: ハードカバー
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