a day, a dog アンジュール――ある犬の物語

クリスマスの7日目

 今年最後の絵本はクリスマスに息子に贈った『A Day, a Dog』(邦訳『アンジュール―ある犬の物語』)。デッサンだけで一匹の犬のある一日を描き、人生とは、人間とは……と言った生きる上で原点となる問いに応えてくれる。まだそんなものは目に入らない彼だけど、いつの日か心に染み入ることを願って。
 ……と書いているうちに2007年よ、さようなら。2008年よ、こんにちは。お節が間に合わず、昆布巻き、えびのうま煮を火にかけてのお年越。あとは伊達巻きとみかん羹のみ。年が明けてもお節作りなのだけれど、毎年のことなので。花火がとどろく中、ジャズを聴きながらのハッピーニューイヤー〜!
 2007年はいまだかつて体験したことのない忙しさを味わった。楽しくて楽しくて仕方のなかった年でもある。小中学生の親は忙しいと聞いていたが、その真っ只中を突っ走った感じかな。娘は学校でも教会でもいろいろな面で成長。息子のほうは高校生になってからの成長を期待しよう。
 絵本手帖は多忙の裏返しで、更新の抜けてしまった期間が多々あった。新しい年は時間とのお付き合いを上手にして、毎日書き記すようにしたい。
 一年間、どうもありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願いいたします。
amazon:Gabrielle Vincent

  • 自分の一年を振り返る意味でもこの一冊

アンジュール―ある犬の物語

アンジュール―ある犬の物語