こぐまのクリスマス――クリスマスをまつ24のおはなし

クリスマスの12日目

 クリスマスのお祝いも今日で終わりです。お正月と合わせ、2日*1のできごとを除いて、ゆったりと心の和むよい休暇が過ごせました。そのクリスマス最後の日に、可愛らしい動物のアドベント・カレンダー絵本をご紹介します。毎年クリスマス絵本を何冊か注文するのが年末の楽しみになっていて、この絵本はクリスマス・イブの朝に届いたその中の一冊です。
 『こぐまのクリスマス―クリスマスをまつ24のおはなし』は、アドベントの期間中(12月1日から24日のイブまで)毎日一話を読み、付属の厚紙製ツリーに一つずつ飾りを付けていくハンズ・オン(参加型)の絵本です。
 こぐまくんは毎年クリスマスをお祝いするために、世界中のお友だちを招待していました。さっそく森一番の大きなモミの木を飾りつけようと思ったら、あれ、宝箱に入れてあった飾り物がねずみに食べられていて、一つしか残っていません。悲しくなったこぐまくんは、ひとつずつ飾りを持ってきてもらうよう友だちに電話します。「みんなのおかげで、もみのきは、もりでいちばんきれいなクリスマスツリーになるぞ!」。さて、一つだけ残っていたこぐまくんの飾りは何だったのでしょう。……というわけで、ここで子どもはこぐまくんの箱を開けて飾りを一つ、ツリーに飾ります。
 この後、招待された友だちがそれぞれその日のお話を語り、こぐまくんの森を目指して飾りを持っていきます。みんなが持ってきた飾りをツリーに付けて、子どもは大満足……。
 なかなか考えられたストーリーです。お祝いに向かう動物や昆虫たちの描写には各自のキャラクターが浮き彫りにされ、愛着が湧きますね。登場キャラクターの名前が魅力的だし、恐れられているオオカミも出てきたりして、それぞれのお話の関連性が生きています。お話大好きっ子には、夢見心地の24日間になること請け合い。親しみいっぱいペン画のイラストが、なかなかよいです。
 紙のクリスマス・ツリーや飾りは、いずれボロボロになってしまうので、その前にフェルトなど布で作って壁掛けツリーにしてもいいかなと思いました。娘は「今度のクリスマス(アドベント)に毎日読みたい〜」と、もちろん大喜び!(asukab)
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  • 可愛く小粋なフランスのクリスマス絵本(原書"LE NOEL DE PETIT OURS")。とってもすてき

こぐまのクリスマス―クリスマスをまつ24のおはなし

こぐまのクリスマス―クリスマスをまつ24のおはなし

 おまけ。クリスマス最後の日に、祝シーホークスプレーオフ(ワイルド・カード)勝利! ワシントン・レッドスキンズと対して35-14。最終クオーターで逆転されたときは立て続けのTDだっただけに諦めかけたけれど、その後の立ち直りが早かった。負けられないよ、地元有利な状況なのに。
 あと、トム・ブレイディのNFL MVPもお祝いしたいな。信じがたい16戦全勝のシーズンに、50票中49票のほぼ満票で選出。コルツ戦AFCCの雪辱を完璧すぎるほどに果たした。初受賞というのも意外な感じ。(まあ、コーチのスパイ騒動はあったけれど。)

*1:お正月2日の大失敗。「時間に追われず、何もしないっていいなあ〜」なんてのんびりお正月気分に浸っていたら、息子のバイオリンの先生から電話が……「今日はレッスン日ですが……」。そうでした! ここは米国。世の中は2日からいつも通りに動いていたのです。ここで曜日の感覚がすっかり吹っ飛んでいることに気づき、目を覚ましました。