1 2 3: A Child's First Counting Book 大人も楽しめる数の絵本

 昨日と同じ画家の絵本。『1-2-3: A Child's First Counting Book』というタイトルから、赤ちゃん向けだろうからうちには向かないかな……と思っていたら、とんでもない! 誰もが子ども時代を振り返りたくなる、すてきな数の絵本だった。おとぎ話が好きな人に限られるかもしれないけれど。

1 one little girl sleeping
2 two soaring wings
3 three little pigs
4 four frog prices
5 five fluffy ducklings……

 小さな女の子が次々に、お話の一場面に遭遇する――「おやゆび姫」「3匹のこぶた」「かえる王子」「みにくいあひるの子」――。それぞれイラストの中に前出のキャラクターがいっしょに登場していて、遊び心いっぱい! この後は「しょうがぱんぼうや」「ジャックと豆の木」「ハーメルンの笛吹き」「金のがちょう」「赤頭巾ちゃん」「美女と野獣」「シンデレラ」「しらゆき姫」「ヘンゼルとグレーテル」「眠れる森の美女」「えんどう豆とお姫さま」「3匹のくま」「赤い靴」と続く。
 グリムあり、アンデルセンあり、まるで「おとぎ話検定」みたいな絵本で、わたしなりに一所懸命、題名を思い出そうとしていたら巻末に答えが出ていた。1失点は、「美女と野獣」。1から10まで数えたら、10から1までカウントダウンする趣向も粋だと思う。(asukab)
amazon:Alison Jay

  • 作者のAlphabet絵本もかなり高評

1-2-3: A Child's First Counting Book

1-2-3: A Child's First Counting Book