Oink, Oink, Benny どこんこぶたきょうだい

 『Oink, Oink, Benny』は、ベニーシリーズの何冊目になるのでしょう。泥遊びだけはやめてね……ってお母さんから言われていたのに、本能に負けて泥だらけになってしまったベニーと小さな弟。ところが、したいことを好きなだけして、最後はお目玉をいただかない帰結になるから、お話はよく練られています。と言うより、子どもの本能の勝利とも言えるでしょう。「○○がつまらなくなって、つぎに××しました」のパターンを繰返し、無事おうちに帰る場面がすてきでした。
 郷愁的な中間色によるイラストが味わい深いです。相変わらずベニーの魅力がたっぷりでした。特に「目つき」ですね。スウェーデンの絵本。(asukab)
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Oink, Oink, Benny

Oink, Oink, Benny