One Hen: How One Small Loan Made a Big Difference
『One Hen: How One Small Loan Made a Big Difference (CitizenKid)』は、わずかなお金を元に一羽の雌鶏を買い、一からスタートしてアフリカ一の養鶏農場を成功させたクワンビナ・ダーコさんの生涯を少年コージョーに置き換えて語ったお話。読むことで、途上国の経済構造が垣間見え、「マイクロ融資」という第三世界の支援方法が学べるようになっている。実際、資金支援を介在する非営利団体の話が巻末に添えられ、読者が第二の少年コージョーを援助できるように解説も付く。
ダーコさんが資金の必要な若者を支援する目的で設立した"Sinapi Aba (Mustard Seed) Trustは、「グローバル・マイクロ融資支援非営利組織オポチューニティ・インターナショナル」(Choose a Country)のひとつ。他にも同様の団体、ボリビアの"Banco Sol"、2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラディッシュの"Grameen Bank"が属している。
絵本を通して第三世界を援助する呼びかけは、本作品のサイトonehen.orgでも紹介される。子どもたちが人を思いやり、知らない国の人々とつながりを持つきっかけになる絵本。(asukab)
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One Hen: How One Small Loan Made a Big Difference (CitizenKid)
- 作者: Katie Smith Milway,Eugenie Fernandes
- 出版社/メーカー: Kids Can Press
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: ハードカバー
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