Monsters on Machines

 『Monsters on Machines』のモンスターとはつまり、遊び盛り、やんちゃ盛りの子どもたちのこと。作者は、そんないたずら盛りの子どもを「手に負えない」モンスターに見立てて、これまた子どもたちの大好きな「はたらく自動車」にくっつけました。ブルドーザー、ミキサー車、クレーン車、ダンプトラック、バックホー……。息子が子どもの頃に出会っていたら、とんでもなく夢中になっていたかもしれません。
 土地をならし、コンクリートを固めて、お城のようなビルを建てた後には、ママの作った「モンスタロニ&チーズ」をいっただっきま〜す! おなかがぺこぺこですから、この食べ方もモンスター級のマナー。非常に米国っぽいと思ったりするわけです。子どもはこの無邪気なモンスター時代を経て成長するということでしょうか。子どもたちの幼少期が、懐かしく感じられました。
 作者は地元在住。イラストは強烈で怖そうですが、母親のまなざしが感じられる一冊です。(asukab)
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Monsters on Machines

Monsters on Machines