Moby-Dick: A Pop-Up Book 今年魅せられたポップアップ絵本その1

 グラフィックノベルとポップアップがドッキングした絵本『Moby-dick: A Pop-up Book』は今年、息子に買おうか買うまいか、かなり悩んだ作品です。結局購入せず今に至っていますが、何か機会があればぜひ手に入れたい。ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」に手描き風のイラストがぴたりと重なり、少年の心を揺さぶる大作に仕上がっています。
 名作にもかかわらず非常に親しみやすい要因は、ほんのり素人っぽいペン画に帰するでしょう。何となくティーンエイジャーの描いたような画風をかもしているおかげで、作品がかなりこちらに寄り沿いながら語りかけてきます。エイハブ船長が復讐を目的に、巨大な白鯨と闘う迫力も同時に、ぐいぐいと。作者はサブダさんのお弟子さんだったよう。師匠も絶賛でしょう。
 「名作+ポップアップ」*1に大賛成です。今秋には第2弾『20,000 Leagues Under the Sea (Pop Up Book)』も出て、目が離せません。(asukab)
amazon:Sam Ita

Moby-dick: A Pop-up Book

Moby-dick: A Pop-up Book

 娘、友人といっしょ*2に当地PNBバレエによる「くるみ割り人形」鑑賞。今年はケント・ストーウェル&モーリス・センダックによる同作品25周年記念ということで、衣装や舞台装置が新しくなっていた。チャイコフスキーの序奏が始まり、『Nutcracker』の世界へ。センダックのくるみ割り人形だからこそ特別なのだと、あらためて会得。ユニークである。背の高いキューバ人ダンサーの王子さま(6フィート4インチ)に、ほれぼれ。明日がクリスマス公演フィナーレ。
 息子が公認スキー・インストラクターとしてデビュー。本日、初めて、小学生たちにスキー指導をした。おめでとう! 今シーズンは週末、スキー場通いが続く。