Peter and the Wolf ラシュカのピーターとおおかみ

 ホリデーシーズンを振り返ると、何冊か記録していなかった絵本がありました。クリス・ラシュカの『Peter and the Wolf』 "*1も、その一冊。
 こちらは紙製の立体舞台じかけを写真撮影し絵本化したという、なかなか凝った作品です。雰囲気がクリスマス期にお似合いで、華やかでありながら子ども心を歌う物語が楽しめます。
 登場人物の台詞が、非常ににぎやか。擬音語・擬態語、言葉遊びの活字が踊り、少々浮かれ過ぎの印象もありますが、元気なムードがいっぱいです。しかし、やはりこのアートでしょう。3Dになったことで深さが加わり、時間が止まったままの古い劇場に足を踏み入れたような気持ちさえしました。
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