書店としての絵本手帖

 いつだったか遠方に住んでいる米国人の友人から「あすか! すてきなネット書店を運営しているのねー」と電話をもらい、はたと気づいた。そうか、このブログ、書店としても機能しているんだ。確かにアマゾン・アソシエイトに登録しているということは、一種のネット書店の顔をしているわけで、忘れていたことを思い出させてもらい感謝だった。
 文章は単なる記録目的の場合がほとんど。それより書影を見て楽しんでいただけたら……と思うのだが、気にかかっているのは、その表示のしかただ。わたしは、タイトルと書影のみで紹介したいのだけれど、息子曰く「情報はたくさんのほうが親切だよ」と、本についての付属情報(著者名、出版社、刊行日、書籍形態)も乗せたほうがいいと主張するのだ。見た目からすると、書影だけのほうがすっきりきれいで断然好みである。一方、お客さまを意識したら情報満載のほうがいいのか、としばらく悩める子羊状態だった。文字情報って、ときとして美しくないのよね。
 結局、息子の助言に従い、はてなの商品紹介ツール「はまぞう」では通常、すべての情報掲載を選んでいる。書籍情報の有無って、売上げなどに左右するのかしら。いつか専門家にうかがってみたい。
 友人に気づかせてもらった「書店としての絵本手帖」を、もう少し意識してみようかなと何となく思い始めた。